「自分の考え方や方針をより固めるために読むべし!?」


 こんにちは、ストロング宮迫です。

親が同じように育てても、兄弟姉妹というのは実に違った育ち
 方をするものです。

 勉強においても、上の子に通じた手法が下の子供には全然通用
 しないことはしばしばで、その逆もまたある。

 同じように育てたはずなのに・・・・

 おもしろいですよね。

 また、子育ては後戻りができないですから、しまった!という
 ことを帳消しにも出来ないし、なかったことにするわけにもい
 きません。

 そういう意味で、子育てというのはそれぞれの子供に対して、
 1発勝負の要素が結構あるとストロングは思っています。

 兄弟がいても、一人ひとり、それぞれ違う方法論で臨まなけれ
 ばならない。

 もちろん、土台となる考え方や方針は同じですけどね。

 その子育ての土台となる考え方や方針を考えたり、決めたりす
 るときに、現在の与えられた環境というのが前提になります。

 都会の人は都会の、田舎の人は田舎の環境がある。日本におけ
 る教育事情も、これまでの歴史もある。

 私達はまず最初にそれらの制約を受けるわけです。
 
 そこでこんな風に考える人が一定の割合で出てきます。

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 私の考えでは、子供は十五、六までは、たっぷり遊ぶことが仕
 事である。
 
 学校は友達と楽しく遊ぶための場所であってつめこみ勉強をす
 るところであっては困る。
 
 思い切り遊ぶ。ただし本だけはしっかり読む。
 
 絵を画く。最低一つの楽器はこなせるように音楽を楽しむ。
 
 そんなことをしているうちに、十六、七になったときに何か目
 標を見出して、勉強しようと思い立ったらしめたもの。
 
 その時こそ血の小便が出るまで必死に勉強する。

 これが私の考え方なのだが、こんな教育を日本でしたら子供た
 ちはたちまち「落ちこぼれ」として人生の出だしですでに失格
 とされてしまう。
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 これは漫画「美味しんぼ」の原作で有名な雁屋哲さんのHPに
 ある「シドニー子育て記」からの引用です。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」

 雁屋さんがこのような考え方に行きついたのは、単に受験の失
 敗の辛さを子供に味あわせたくないということではなかったと
 詳しく述べられています。

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 私自身受験勉強をくぐり抜けて来た人間である。大学受験は二
 度失敗し二年浪人した。(省略)

 ・・・・二年目はまさか不合格になるとは思わなかったので心
 底こたえた。しかし、私はその浪人生活が辛かったから子供た
 ちに入学試験を受けさせたくないと言う訳ではない。

 実際の受験以前に、受験勉強しかさせない学校教育を子供たち
 に受けさせるのがいやだった。それは私自身が味わった学校教
 育である。
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 ・・・・・その私の期待は、中学に入ったら消し飛んだ。

 「飛ぶ教室」に出て来るような知的で深い心を持った教師には
 一人も出会わなかったし、第一、教師達は高校受験のことしか
 私達に言わなかった。

 学校中ががさついていて、知的な潤いは一切無かった。およそ
 文化と言う物とは無縁だった。

 高校はもっとひどかった。都立高校だったが旧制中学の時は士
 官学校に進む生徒を沢山出したと言うことを誇りに思っている
 ような学校で、士官学校の代わりに、今度は有名大学に進学す
 る生徒を増やすことが学校全体の目的だった。
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 とまあ、こういう経緯で、日本の「学校教育を子供たちに受け
 させるのがいやだった」と書かれているわけです。

 で、雁屋さんは「教育難民」となってオーストラリアに飛び出
 すことになるわけですが、詳細についてはHPを読んでみてく
 ださい。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」
 
 雁屋さんには雁屋さんの経験があり、子育ての考え方がある。
 
 ストロングにもストロング自身の経験があり、ストロングなり
 の子育ての考え方があります。

 皆さんにもあるでしょう。

 だから、賛否はどっちでもいい。

 しかし、考えてほしいのは、今ご自身が持っている子育てに関
 する考え方や方針は自らの経験を咀嚼し、教育事情をしっかり
 吟味し、悩み、考えに考え抜いた上で決めたものなのかという
 ことなのです。

 雁屋さんは考えた末にオーストラリアに飛び出した。

 では、日本に留まっている私達は考えに考えた上で、子育てを
 やっているのだろうか。

 「勉強をしていると将来の選択肢が広がるから」

 と子供を塾に丸投げしたりするのは考えたことには、いや考え
 る以前の問題だと雁屋さんの子育て論を読んで感じました。

 お時間があったら、ぜひ読んでみてください。

 それが「どういう方針で子供たちを育てていくのか」を真剣に
 考えるキッカケになれば幸いです。

 その考え方の中で「受験」や「勉強」の位置づけや動機付けも
 決まってくるはずです。

 ストロングは雁屋さんと違って、受験っておもしろいし、イイ
 経験になりますよ!と思っています。

 無味乾燥な毎日に潤いや生きている実感を味わい、生きる意味
 を考える際に誰でも平等に与えられる機会、それが受験。

 まあ、それくらい思っているので雁屋さんとは少し意見も違う
 のですが、意見が違っているものを読むことがあなたの考え方
 や方針をより固めることになると思います。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」
 

 シドニー子育て記を読んでさらに深く知りたくなったら、本も
 出ています。

 「シドニー子育て記 シュタイナー教育との出会い」雁屋哲
 
 ちなみに雁屋哲さんはストロングが大きな影響を受けた漫画の 
 1つ「男組」の原作者でもあります。

 「男組」 

「子供は褒めればいいのか!?」

 こんにちは、ストロング宮迫です。

産経新聞に「事故は気合じゃ防げない」と題したJR西日本安
 全研究所の研究の記事がありました。

 2009.6.28  産経新聞 「事故は気合じゃ防げない」
 
 JR西日本安全研究は平成17年の福知山線脱線事故を機に3
 年前、立ち上げられた研究所だそうです。

 その研究所での研究の成果は、従来の「事故は気合で防ぐもの」
 という鉄道界の体質を変え、自衛隊や病院、航空会社など畑違
 いの分野でも職員教育に取り入れられているとか。

 かつて日本が経験した戦争についても研究の成果が発表され、
 現在の会社の経営や人事や戦略など各方面で役立てられてい
 ます。

 ストロングの手元にあるものを挙げてみると、 

 「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」
   
 「日本軍の小失敗の研究 現代に生かせる太平洋戦争の教訓」
  
 「大東亜戦争、こうすれば勝てた」
  
 などの名著が多数あります。

 戦争の話と思うなかれ。

 戦争を指導したエリートと呼ばれる人々の決断や出処進退の
 事例はいずれも示唆に富み、人生や子育てに援用できるもの
 だと思います。

 「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」のはしがきに
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 失敗の実態を明らかにしてその教訓を十分かつ的確に学びとる
 ことこそ、平和と繁栄を享受するわれわれに課せられた責務で
 あり、将来も平和と繁栄を保持していくための糧となるであろう。
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 こう記されています。

 さて、JR西日本安全研究所の成果のことです。

 JR西日本安全研究所のいくつかある成果のうちの1つで、産
 経新聞にこういうのがありました。

 「上司と部下の関係」の調査を実施した。
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 上司役が積極的にコミュニケーションを図り、良好な人間関係
 を形成したグループと、上司役が人の話を無視し、悪い関係を
 形成したグループを作成。

 簡単な作業をさせ、両グループとも上司がほめたところ、人間
 関係が良好なグループは、ほめるとどんどん作業を工夫するの
 に対し、悪いグループはほめると工夫度合いが減退した。

 白取所長は「事故後、社内にはほめることが最良の策という風
 潮が生まれたが、人間関係ができていなければだめだと分かっ
 た」と話す。
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 この事例は、ストロングの守備範囲である

 先生 と 生徒
 親  と 子供

 の関係にも経験上ほぼ当てはまります。

 信頼関係のない先生(キライな先生)から褒められた生徒は、
 たいてい「気持ち悪?い」と思うものです。

 なぜそんなことがわかるのか?

 それは、「気持ち悪?い」と思ったことを「好きな先生」
 (信頼関係のある先生)に言いに来るから。

 信頼関係のない先生(キライな先生)から褒められれば褒めら
 れるほど、その先生と生徒の関係はドツボにはまっていくのです。

 首をかしげるの先生ばかり。はてと・・・

 どう説明しても、このことを理解できない先生が塾にも結構い
 ますので、営利企業の塾より断然ぬるい学校には石を投げれば、
 当たるほどいるでしょう。
 
 対子供との人間関係、信頼関係はもちろん親子にとっても重要
 です。

 親技を駆使しようとしながらも、まるで効果を発揮しない方の
 多くは、この子供との人間関係、信頼関係が壊れている場合が
 多いものです。

 ゆえにこのメルマガでは、大命題としての子供の信頼関係を築
 くための手段を書いているわけです。

 そして、そこでよく誤解されるのは、信頼関係を築くために、
 好かれるために子供のご機嫌をとる親が出てくること。

 最悪なのは、勉強を子供に「してもらう」形になっちゃう。

 さっきはわかりやすく言うために、「好き嫌い」で表現しまし
 たが、「キライ」でも信頼関係は十分成り立ちます。

 今風にいえば、子供が「ウザイ」と思っている親と信頼関係が
 ある子供も多いのです。

 その微妙な部分がわかりますか?

 子供の機嫌を取る先生は最終的に生徒やクラスから弾き飛ばさ
 れます。

 では子供の機嫌を取る親はどうなるのか?

 その結末はご自身でよく考えてみてください。

 そして「好き嫌い」「人間関係(信頼関係)」についても、こ
 の際じっくり考えてみてください。

 幾多の犠牲の上に成り立っているのが私達の生活。

 その研究結果に基づいて考えるのは、私達、親の責務ですから。


 「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」
   
 「日本軍の小失敗の研究 現代に生かせる太平洋戦争の教訓」
  
 「大東亜戦争、こうすれば勝てた」

オックスフォード大学とケンブリッジ大学の今年の入試問題

こんにちは、ストロング宮迫です。

もう多くの方が見たと思いますが、英国の名門2大学の今年の入試問題が話題になっているそうです。

2008.12.09 CNN「小説と詩、どちらになりたい?」


英国オックスフォード(CNN) 英国の名門2大学、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の今年の入試問題が話題を集めている。

オックスフォード大は「小説と詩のどちらが好みか」
ケンブリッジ大は「あなたが仮にカササギなら何をするか」

と、受験対策的な知識ではなく受験生自身の考える力を見極める質問だ。

オックスフォード大の入試担当者は、今回の入試問題について「受験生に安全地帯から出てもらうのが狙い。われわれは受験生に大量の知識から離れ、自分自身で考えることを始めてもらいたい」とコメントした。

このほか、ケンブリッジ大の問題には

「警察に見抜かれないよう他人に毒を盛るとすればどうするか」

といった意地悪に見えるものや

「政治家に代わり、大手家具店イケアの店長に国家運営を任せないのはなぜか」

という現実的な質問もある。 (省略)


この記事を読んでも意識の高い皆さんでしたら、「さすがイギリスの名門!」なんて思う人はもうあまりいないんじゃないでしょうか?

日本でも昔に比べたら、知識だけを問う傾向の問題は年々減っています。

だから、こういう問題を見ても、「最近はそうなってきているのよ!」なんてね(^ε^)-☆

実際、日本の小中学校では、平成14年度ですから今から6年ほど前から「総合的な学習の時間」というのが始まりました。

「総合的な学習の時間」は、文部科学省によれば、


これまでとかく画一的といわれる学校の授業を変えて、
◆地域や学校、子どもたちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間
 
◆国際理解、情報、環境、福祉・健康など従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間
として新しく設けられたものです。

また、この「総合的な学習の時間」では


子どもたちが各教科等の学習で得た個々の知識を結び付け、総合的に働かせることができるようにすること
を目指し、
知識を教え込む授業ではなく、 自ら課題を設けて行う学習や将来の生き方を考える学習が積極的に行われ、

◆自ら学び、自ら考える力の育成
◆学び方や調べ方を身に付けること


まさにイギリスの名門大学の入試問題なんか軽く答えちゃう感じの教育が日本では6年も前から始まっていたんです!!

レーート!!...(◎_◎)

オックスフォード大学の


われわれは受験生に大量の知識から離れ、自分自身で考えることを始めてもらいたい
このコメントなんて日本の子供たちにからすれば、

「なにを今さら!フン!ウエルカム!」

ってなもんでしょう。

なんといっても我が日本は「総合的な学習」をやってるんですから!
 
し、し、しかーし、

平成23年度から実施される新しい学習指導要領ではこのグレートな「総合的な学習の時間」が削減され、代わりに教科の時間が増えることになっているようです。

なんでや!?

グレートな「総合的な学習の時間」はなぜ削減なのか?

文部科学省は言います(難しいから読んでもわからないかも)。


「生きる力」をはぐくむために、総合的な学習の時間で行われている体験的な学習や課題解決的な学習はますます重要です。

これらの学習のためには、各教科で知識・技能を活用する学習活動を充実することが必要であることから、総合的な学習の時間の時数を縮減し、国語や理数等の時数を増加します。

これにより、各教科での学習を踏まえ、総合的な学習の時間における教科等を横断した課題解決的な学習や探究活動の質的な充実が図られます。


わかりました?

もともと学校の完全週休2日制とともに導入された「総合的な学習の時間」。

学校が土曜日休みになったことで、今までよりも年間の総授業数がだいたい70時間くらい減ったらしいんです。

そこに新たに「総合的な学習の時間」が学年によって違いますが、100時間前後どーーんと出てきた。

結果、


土曜日休みで授業数が 減少
総合的な学習の授業数 増加
各教科の授業数    大幅減

で各教科の授業数がガクンと減っった。あれから6年・・・

6年経過してみたら、学力が低下とかなんとかで・・・

つまり、


各教科等の学習で得た個々の知識を結び付け、総合的に働かせ・・
る前段階の「各教科の知識」がなくなっちゃった・・・・

まあ、早い話が、ズボンは、ちゃんとはいてたけど、チャックは開けっ放しだった!というわけです。オイ!

だからといって「総合的な学習」がダメなんじゃないですよね。その辺りがもしかしたら誤解されているのかも!?というのが最近の風潮なのでちょび語ってみました。

学校では少なくなる「総合的な学習の時間」ですが、その代わり、ちゃっかり塾が授業で「総合的な学習の時間」をやったり、そういうクラスを設置したりして補ってくれているようです。

ところで、


あなたは「小説と詩のどちらが好み」ですか?
子供に問う前に大人が答えなきゃね!

だって、「総合的な学習の時間」で一番悩むのは実は子供たちではなく、それを導く先生(大人)だったんですからね。

「総合的な学習の時間」の調査 金子真理子さん 
文部科学省「新しい学習指導要領」 
文部科学省「総合的な学習の時間」とは?
 

さて、総合的な学習の時間の話を書きました。

なんでもそうですが、批判するのはカンタンでも、新しいことを導入するっていうのは大変なことです。 

今抱えている課題をクリアするために議論をし、試行錯誤の上で新しいことを実施するのは、国も家庭も一緒です。

そういう意味で国が行った「総合的な学習」の導入は、時代に合っていたし、国際的な流れにも十分沿っていたとストロングは思っています。

ただ、すでに書いたように、学校週5日制の導入も合わせて実施されたことで総合的な授業のバランスが壊れちゃった。

その結果、学力の低下問題を踏まえ、ここ数年の流れであった総合的な学習を含むゆとり教育は今や完全にギアチェンジしました。

果たしてそれがいいのか悪いのか?

ストロングみたいな無学なマヌケにはわかりかねます。

ただ、全体で見たら失敗に見えることの中でも、個々を取り出してみると、すばらしい取り組みだというのはよくあることです。

しかし、教育はすばらしい仕組みがあっても、運用(または人)が悪ければ、死んでしまうし、その逆もあります。

だから、私たち親は世間の議論はともかく、しっかりと目を見開いて、

なぜそれが行われようとしているのか
どういう意図でやろうとしているのか

などをちゃんと見て知っておく必要があると思うのです。

知らないと制度やシステム自体がうまく運用されているかさえもわからないでしょう?

ゆとり教育、そして「総合的な学習の時間」は皆が注目していま
すし、関心を持って見守られているのでよしとしましょう。

では、「総合的な学習の時間」とともに導入された「学校5日制」についてはどうでしょうか?

皆さんはこの学校5日制がなぜ導入されたのか覚えていますか?

まさに

なぜそれが行われたのか?
どういう意図でやったのか?

です。

ネット上に「学校5日制」の導入に関わった木村治美さんの講演会の貴重な記録がありました。ぜひ皆さんに読んでほしいので抜粋してご紹介します。

平成15年11月4日 しまね教育の日講演会「生涯学習としての子育て」 
木村治美さん(エッセイスト、共立女子大名誉教授)


「学校週5日制について ?学校中心主義から脱却?」

学校週5日制が実施されました。

皆さんは、どう評価していらっしゃいますか。

学力が下がるとか、子どもの居場所がなくなるとか、いろいろな副次的な問題が出てまいりましたけれど、あれを最初に提言したのは、臨時教育審議会です。

その本心は、どこにその狙いがあったかと言いますと、やっぱり学校中心主義から家庭・地域全部に教育の場をひろげようという、それが狙いでございました。

つまり、学校が6日間抱え込んでいる。そうすると、家庭は学校に任せればいい、それから地域が何か子どもたちに関わろうとしてもそれは日数がない。

学校は5日だけ抱え込んで、あと1日多く土曜と日曜は、家庭と地域に返しますよとそういう意味で学校週5日制を提言した訳です。

と申しますのも、家庭というのは一種の聖域でございます。ここに直接物が言えないわけです。教育現場にいらっしゃる皆様は、一番そこに困っていらっしゃると思うんです。行政として、家庭を指導したり口を挟んだりすることは出来ない。しかし、そこの教育力が低下しているのは明らかである。

じゃあ、どうしたらいいんだ。ものすごく難しい問題です。

どうしたらいいのか、それは、やっぱりどこかが抱え込めば、もう一方は手を抜く、皆さんの家族中の役割分担もそうだと思います。ゴミ捨てはお父さんの役目となると、奥さんの方は、あの人に任しておいて私はよく分からないんだと、ただ捨てておけば、あの人がやってくれからということになります。

庭の草取りだってそうです。あれは、あの人が趣味でやっているから私はやらないということなります。

あっちが一所懸命やっているからこっちも一所懸命にならなければ、とはなかなかならないものです。

もう、いやな仕事に煩わしい、面倒な仕事であればあるほど、どちらかが抱え込めば、どちらかは手を引くというものです。

ですから、学校が抱え込めば抱え込むほど、家庭も地域も手を抜いてくる。それを排除するため、そういう関係を元に戻すために、そういう状況に戻すために、学校は、抱え込むことは止めましたよ。少なくとも土曜日は家庭と地域にお返しします。


いかがですか?

その家庭に返された「土曜日」はその後どうなっているでしょうか?
有効に、最初の趣旨の通りに使われているでしょうか?

そもそもなぜ「学校5日制」が導入されのかさえも忘れてしまっているのが今の状況のような気がします。
 
講演会の中に出てくるんですが、臨教審の先生の中には


もはや、家庭の教育力をあてにするのは、手遅れである。そんなことをして子どもたちを混乱させるよりは、全部、今よりももっともっと、学校の教育力を充実させて、もう、家庭なんか、あてにしない方がいい。
と言う方もいたそうです。

これを機会にぜひ、学校が休みの「土曜日」は我が家にとっていかなる日であるかを考えてみてほしいと思います。

さて、順番が逆になりましたが木村治美さんを簡単にご紹介します。

ご存じの方も多いと思いますが、「黄昏のロンドンから」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞され、以後、多数の著書を出され、大学で教えていらっしゃいました。

ストロングも大学生の頃から愛読させてもらっています。実は先日、ストロングの夢になぜかこの木村治美さんが出ていらっしゃって「最近私の本を読んでくれてないわね」なんて言うんです。

ええーーーー!!ですよね。お顔はもちろん知っていましたが、お会いしたことはありませんし、だいだいストロングは寝ているときに夢を滅多に見ないんです。

それが「私の本を・・・・」でしょう。

もうビックリして、ネットで最近の木村さんを調べてみようと思ったら、この講演会の記録にたどり着いたというわけです。

ストロングが昔っから愛読している木村先生の講演会の記録、せっかくですから講演会の別の部分もこの際紹介してみようと思います。

木村さんは、講演会で
 
「家庭の教育力について」
「人から人に受け継ぐもの」

についてもお話しされています。

今の皆さんが親子関係を考える上で参考になると思いますので、読んでみてください。

家庭の教育力について


家庭の教育力は低下しております。

これは、なぜかと言うことをここで考えてみたいと思うんです。それは、文明そのものにあります。

昔は、薪を割ること。おじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは、川に洗濯にという役割分担があって、水を汲む人、薪を割る人、ご飯を焚く人、ランプの火屋を磨く人、大変な重労働でした。

だから、家族は何のために一つ屋根の下に住んでいるのか。

これは、一日を何とか生き延びるという、非常に現実的な目的のために結束していた。(家族は)なくてはならない協力者であったわけです。

しかし、今、申し上げたことみんな必要なくなったわけであります。

今、スイッチを押せば、全部一人でできてしまうわけです。

そうすると、家族って一体何のためにいるの?

これがわからなくなっているのです。

よく考えてみると、皆さんも何で一緒にいるんだろうとお思いになりません?

シンポジュウムなんか開くわけですね。

「今、家族は可能であるか。」

そうすると、スイッチを押していれば、ボタンを押していれば、全部、他人の協力なくして全てやっていける。

かえって、うるさい。
かえって人がいない方が自由でいいという人さえ多い。

だから、この頃の若い人は、なかなか結婚に意味を見い出せないわけです。シンポジュウムなどの結論は、非常に明解です。

まあ、それは、ボタンを押していればいいには違いないけれど、心の絆として家族は一緒にいるんだとそういう答えを持ち帰ります。

しかし、心の絆なんて目にみえないものをどうやって存在させますか。

テーブルの上に乗せますか。これは難しいんです。



日常生活の中に、昔は、手間暇かける場面が無数にあったわけです。みんな一つ屋根の下で共同生活していたら、そういう手間暇ばっかりですから。みんな家族の心が溢れていた。それを感じながら暮らしていた。

ところが、スイッチでしょう。

一緒に暮らしていても、心の渡しようがない。じゃあ、せめて食事くらいと思うんですが・・・・・


今じゃあ、コンビニ弁当も結構おいしく、「お母さんの弁当よりもおいしー!」なんて話もよく聞きます。


この頃は、スーパーでおかずを作るところも工夫しますから、おいしい物が作れるんです。

確かに、私たち手間暇かけて、でも、買った方がおいしいと思うようなこともあります。

そういう状況の中で、なお、手間暇かけて、心を家族に渡すことがいかに難しいか。時代は、そこまで来ている。

そういう中で家庭は、家族はじゃあ何で一緒にいるのかということです。


親がどうやって子供に目に見えない絆や心を渡すか?

考えても答えは出ませんが、ストロングなんかはもうそこだけが子供にきちんと伝わっていけばいいなあと思っているくらいです。

そして、それはじいさん、ばあさん、親や子や孫という縦の世代へのバトンタッチでもあるわけです。

「世話をされて」育ってきた私たちが「世話をして」見送っていく。高齢化社会といわれる中で、それをどう締めくくっていくか。

ストロングなんかも40歳を越えて、自分の親の死というものをすごく考えるようになりました。このじいさん、ばあさんの人となりをいかに子供たちに伝え、そしてずっとずっと思い続けてくれる子供にするか。

難しいですけどねえ。

木村治美 講演会「人から人に受け継ぐもの」


私の同世代の友達、もう、けなげですよ。(※木村さんは1932年生まれです)

嫁さんとして姑も舅も夫も、実家の親も、全部、手間暇といって申し訳ないんですけれど、自分で見送った。徹底的に世話をした、けなげな嫁なんです。その人たちが、今 、どう言うか、

「私は、子どもたちの世話にはならない」

とこう言うんです。

自立して、マンションなんか借りているんです。それは、けなげではあります。しかし、考え方によったら、じゃあ、どこでその人が受け継いで、守り育ててきた家風とか道徳とか宗教心とかそういうものは、いつ伝わるの。

そこを考えていないんです。私も時々それを言ってみるんだけれど、老後はどうするの。介護保険があるからとか社会化されているわけです。

そうすると、いい子を育てようという意味もなくなるんじゃないですか。

第一、子どもを育てようという、そういう思いも希薄になって来ると思いませんか。

年を取ったら、この子の世話にならなきゃいけない。

昔は、そうですよ。

家を継いでもらわなきゃならない。
墓も守ってもらわなければならない。
家名を汚さない。

それは、大分、昔の話ですけれど。

でも、少なくとも、家を守るというこういう感覚で、いい子に育てなくては。世間から後ろ指を指されないような、いい子を育てなきゃあ。

自分がおしめを替えてもらうような時にも、邪険に扱われないように性格のいい子に育てよう、こういう思いがあって、昔は子育てをしたと思うんです。

しかし、今、それが何もないじゃないですか。どうせ、この子の世話にはならないんだ。第一、子どもを産んだって、世話してくれないから産まないほうがいいんだ。

私は少子化の原因のかなりの部分は、そういう思いが占めているのではないかと思うんです。


いかがでしょうか?

木村先生の考え方に賛成反対はどちらでもよく、ちゃんと今現在、これらの考え方が明確か? 考えているか?

そういうことだと思うんです。

柄にもない話になってしまって恐縮ですが、親の世代がどんどん亡くなる年齢になっていろいろと考える今日この頃です。

考える機会を夢にまで出てきてくれて与えてくださった木村先生に心から感謝申し上げます。

木村先生、ありがとーーーー!!

もしお時間があれば、木村治美先生の講演会全文をお読みください。ストロングは省略しましたが、おもろいエピソードが満載です! 


平成15年11月4日 しまね教育の日講演会 
「生涯学習としての子育て」木村治美さん(エッセイスト、共立女子大名誉教授)
  
木村治美先生の最近のご活動
 

 「オバマ大統領は以前にもう決まっていた!?」

2008/11/06

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 アメリカではオバマさんが新大統領になったそうですね。

 町山智浩さんのサイトで先月10月15日に紹介されていました
 が、アメリカの子供たちの投票ではすでに「オバマ氏当選」が出
 ていたそうです。

 2008-10-15【アメリカの子どもたちがオバマ大統領誕生を決定』 
 町山智浩さんのサイトによれば
----------------------------------------------------------- 
 アメリカ全土で8歳から13歳までの子どもたち約25万人が大統領
 候補に投票する。

 もちろん、子どもたちは自分の親を見て決めるわけですね。

 その結果、オバマ候補が58パーセントで、39パーセントのマケイ
 ン候補を破った。

 マケインの地元アリゾナでもオバマは勝った。その他の激戦区、
 フロリダ、ミシガン、オハイオ、ペンシルヴェニアをオバマは押
 さえた。
----------------------------------------------------------- 
 そうです。

 過去67年間中大統領選挙は16回あったそうですが、子供たち
 の投票と結果が違ったのがたった2回の確率ですって!?

 日本でもこういうをやったらいいんのにねえ。

 これを紹介していた町山智浩さんの近著はストロングの嫁も、
 「おもじろーーい」と喜んで読んでいるみたいです。

 「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」

 さて、大統領選ついでといってはなんですが、黒人初の大統領と
 なりました。

 その意味するところはストロングにはわかりかねるところ。

 ただ大統領選のさなかのオバマ氏の「警備」は相当大変だったの
 ではないか?

 というのも、小説ですが、阿木慎太郎さんという方が今から6年
 ほど前に「ヴァイオリニストの息子」という本を書かれました。

 「ヴァイオリニストの息子」

 この小説の設定がまさに今起こっている
-----------------------------------------------------------
 アメリカに初の黒人大統領が誕生、全世界に衝撃を与えるなか、
 初来日が決定した。無数の暗殺計画情報が飛び交い、日米のシー
 クレット・サービスの緊張は最高潮に・・・・
-----------------------------------------------------------
 なんですね。

 この本の中で
-----------------------------------------------------------
 大統領に対する脅迫状は気の遠くなるほどの数だし、共和、民
 主から指名された大統領候補にも当然脅迫状が来る。53ページ
-----------------------------------------------------------
 とあります。実際そうなんでしょう。

 FBIやシークレットサービスの警備する側もいちいち山ほど
 来る脅迫状に付き合っちゃいられないわけですが、
-----------------------------------------------------------
 何かあった場合、黒人の候補だから手を抜いたと痛くもない腹
 を探られる・・・・ 55ページ
-----------------------------------------------------------
 なんてこともあるようです。

 小説では、黒人の大統領候補に向かって老婦人が
-----------------------------------------------------------
 おまえたちに合衆国は渡さない!  57ページ
-----------------------------------------------------------
 と拳銃をぶっ放します。

 現実にはそういうことがないように切に願うばかりです。
 
 最後にこの本に出てくる大統領を守るシークレットサービスの
 言葉を受験生の親の方へ贈ります。
-----------------------------------------------------------
 結果は後から出るものだ。俺たちがしなければならないのは、
 最善を尽くすということだ。

 結果を求めてするんじゃない、今出来ること、しなければな
 らないことを、手抜かりなくする。

 人を使うのもそうだよ、ジャック。結果で評価してはいけない。
 そいつが最善を尽くしたか、どうかだ。大切なのはその1点だ。
-----------------------------------------------------------
 「ヴァイオリニストの息子」

 「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」
 

 「アイラヴユー!?」

2008/10/22

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 この間、ストロングの奥さんが読んでいた本のことを書きま
 した。

 これについては、いつもよりたくさんのメールをいただきま
 した。ありがとうございます。

 吾朗さんからは、ぜひこの映画を見てください!とメールを
 いただきました。

 「P.S.アイラヴユー」公式サイト ※音が出ます!
   
 ストロングの周りを見渡しても、結婚が続いている人、離婚
 している人、再婚している人、家庭内別居している人といろ
 んな人がいます。

 また、離婚して良かった!幸せだ!と言っている友達もいま
 すし、シングルで子育てを頑張っているる方もいます。

 何が良いかなんて他人が決めることはできません。

 なので、それぞれが最良と思える選択をしてもらえればいい。

 ただどういう状況であれ、身の周りにいる妻(夫)や親など
 目の前にいる人間とどう向き合っていくかは、子供にどう向
 き合っていくのかと同じくらい重要なことだろうと思います。

 それを考えるための材料として、本や映画なんかはいいんじ
 ゃないでしょうか。

 他人が示す価値観や世界観を見て感じあとは自分で判断する。

 映画もしばらく見ていないので、できればストロングも吾朗
 さんの推薦する映画は見に行っていみたいと思っています。

 ついでながら洋画だけでなく、邦画でも、大林宣彦監督の同
 じような設定?の映画が近日公開されるようです。

 「その日のまえに」公式サイト

 この映画「その日のまえに」の原作は受験生の親が子供にも
 っとも読ませたい作家重松清氏「その日のまえに」が原作だ
 そうです。

 原作「その日のまえに」

 子供が模試を受けている間に、こっそり見てみるなんていう
 のはいいんじゃないでしょうか(^ε^)-☆

 映画「その日のまえに」の大林監督は、舞台挨拶で原作の重
 松さんの「なぜ僕たちは遺影に笑顔を選ぶのでしょう?」と
 いう言葉に触れ、
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 生きている人が死を悲しがるだけじゃダメです。

 生きてる人間と死んでる人間が手をつないで「生きることは
 素晴らしいね、十分に生きたご褒美に安らかな眠りをもらお 
 うね」ということを伝えたい。

 どうかみなさんもこの生を誇れるように一生懸命生きてくだ
 さいね」(cinemacafe.netより)
----------------------------------------------------------
 とメッセージを贈ったそうです。

 40代50代というのは、夫婦、親などとの「出会い」や
 「別れ」が激しく交互にやってくる年齢です。

 経験して学ぶのも良しですが、経験する前にちょび考えてお
 くのがやっぱり賢いと思います。

「携帯電話を持たせるのは是は非か!?」

 2008/10/30

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 さて、内閣府の調査では、携帯電話を利用している中学生の割合
 は2007年で57.6%になっているとか。

 小学生の携帯の所持率も手元にある資料では小4以上では30%
 を越えて、40%に迫る勢いです。

 携帯電話には、習い事や塾通いの子供に携帯を持たせておくと安
 心という面がある一方で、逆に携帯メール依存、学校裏サイト問
 題などの心配な面もあります。

 通販生活2008秋冬号では「通販生活の国民投票第39回」として
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 小中学生に携帯電話を持たせることに、
 賛成ですか? 
 反対ですか?
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 という特集があります。

 記事の詳細については通販生活を購読していただくとして、この
 特集では賛成反対それぞれの立場から識者が意見を述べています。

 以下、識者6人の見出しを紹介します。
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「ケータイ人格」にさせないためにも、小中学生には持たせるべ
きではありません。
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 ケータイ禁止論は、働く母親の実態に即さない。
 家庭内のルール次第で弊害は回避できます。
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 子どもが人格生成する時期にケータイを持たせることの弊害をも
 っと重視するべきです。
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 ケータイは子どものパートナー。
 一律に所持を禁止するのは、「臭い物にフタ」の議論と同じです。
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 ケータイの弊害に社会が対応できていない現状では、小中学生に
 安心してケータイを渡せません。
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 ケータイの「負」の面だけを見た禁止論は非現実的。
 子どもたちの新しい文化を受け入れるべきです。
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 だいたい世の中の意見というのは、この6つに集約されているん
 じゃないでしょうか。

 これらの見出しを見ると、この携帯電話の議論は、本質的にはゲ
 ームの話と同じような気がします。

 「必要ない」または「ルールを作ってやる」

 そして、子供たちは言います。
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 「○○ちゃんも持っているからボクもほしい!」
 「クラスの中で話題についていけないから私もほしい!」
 「持っていないのは僕だけだよ!」
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 こうなると、あとは親側がどう話し、対処するかの問題ですね。

 決めるのはあなたです!

 ただこの手の問題は
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 賛成ですか? 反対ですか?
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 の前に子供にちゃんと言うことを聞かせられますか?という問
 題が横たわっています。

 親が是非を決めても、約束が守られていない場合が多いですから。

 よくある「ルールを作ったけどそれが守られているかどうかわか
 らない」または「守らない」というのが一番ダメなパターンです。

 あなたは大丈夫ですか?

「親は一歩前を、歩く!?」

2008/10/26

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 先日NHKの深夜の再放送で、北京五輪ペシャルを見ました。

 NHKプロフェッショナル「攻めの泳ぎが、世界を制した」 
 五輪2大会連続で2冠を果たした北島康介選手、五輪2大会連
 続銅メダルの中村礼子選手のコーチ平井伯昌さんの特集でした。

 人気番組なのでご覧になった方も多いことでしょう。

 ストロングはたまたま深夜につけたテレビで、それも途中から
 見たものですから、記憶も曖昧な部分もあるのですが、とても
 興味深かったので今回はそれについて少し書いてみます。

 常々スポーツ選手のコーチやトレーナーと家庭での勉強におけ
 る親とは同じような役割を持っているとストロングは思ってい
 ます。

 この番組で紹介されている平井コーチの言われていることは、
 まさに勉強における成績がイイ子の親そのものだったというの
 がストロングの感想です。 

 ホームページと記憶を頼りに話を進めていきますね。

 NHKプロフェッショナルのホームページにこうあります。
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 練習中は、選手の泳ぎから目を離さない

 平井は練習中、決して選手達から目を離さず、その日の泳ぎをチ
 ェックしている。

 自分が今、どういうフォームで泳いでいるかなど、当然選手には
 分からない。平井の目だけが頼りなのだ。脳裏には、それぞれの
 選手のベストなフォームが焼き付いている。

 そして、その理想のフォームに比べ、どこがどう崩れているかを
 瞬時にはじき出すことが出来る目を平井は持っているのだ。

 そして、それを修正するときも、平井は最短距離を走る。

 心がけるのは、「ワンポイントで伝える」こと。選手は一度に、
 多くのことを気にかけて泳ぐことなど出来ない。

 指示を出しすぎると、余計泳ぎが崩れてしまう。その選手の性格
 も考え、最適な一言を選んで、指示を送る。
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 目を離さない! 

 指示を出すものがちゃんと観察しておかなければ、当然ながら、
 的確な指示なんて出せません。

 以前のメルマガでプロテニスの杉山愛選手が
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 コーチでもある母親はスキーをやっていたが、テニスの専門家ではな
 い。専門家ではないが、母親は、毎日杉山選手をずっと見ているので、
 グリップが1mmずれていても、気がつく。
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 と言われた話を書きました。

 そばで見るものが専門家であるかどうかは関係ないのです。

 勉強のプロでなくたって、ずっと見ているものには、わかること
 がある。

 勉強の時、子供のそばにはいるけれど、親は本を読んでいますと
 いう方がいます。

 本を読むのは全然かまわないんです。

 でも、本を読んでいたのでは、子供がいつもと同じなのか、違う
 のかはわかりません。

 子供のちょっとした変化には気づかない。

 だから、そばで本を読んでいる親は的確な指摘はほぼできないと
 いうことなのです。

 子供へのかかわり方としていろんなスタイルがありますから、な
 にがいいのかは家庭の方針によります。

 ただ、「コーチ」として子供のそばにつくなら、やはり見ておか
 ねばならない。

 例えば、問題をやらせて、その間は別の用事をして、終わった後
 に○×をつけるとします。

 その場合、どうであれ、子供がやった

 「結果についてだけ」

 あれこれ言うことになります。

 しかし、成績がイイ子の親は子供が出した結果よりは過程を大事
 にします。

 なぜなら、結果を出すためには、きちんとした過程が必要だから
 です。

 もちろん問題ができたできなかったも当然見ますが、

 ・字はどうか
 ・姿勢はどうか
 ・鉛筆の動きはどうか
 ・最速で進んでいるか
 ・一息ついていないか
 ・目の動きはいいか.....etc

 問題の出来不出来以外にも、そばにつく「コーチ」が見る部分は
 いっぱいあります。

 それによって子供の調子がいいとか悪いもわかる。

 鉛筆を持っている手の動きがにぶい。それは、
 
 ・疲れているのか
 ・怠けているのか
 ・問題のレベルが今の子供には高すぎるのか

 など原因になりうるものはいくつもあります。

 実際は怠けているのに「疲れているのかな? 休ませよう」では
 子供の思うつぼです。次も子供は同じ手を使うでしょう。

 実際は問題のレベルが子供には高すぎるのに怠けていると判断して
 
 「ちゃんとやりなさい!」
 「問題読みなさい!」
 「こんな問題もわからないの!」

 なんて言ってたんじゃあ、子供のモチベーションは上がりようが
 ありません。

 平井コーチの「練習中は選手の泳ぎから目を離さない」は、大い
 に参考にしたいところです。

 よく「自立してほしい」という話を聞かされます。

 勉強は一人でやってほしいと。

 しかし、金メダリストや銅メダリストのコーチは「練習中は選手
 の泳ぎから目を離さない」。

 これって選手は自立していないということなんでしょうか?

 記憶ではその日の練習メニューも平井コーチは選手の様子を見て
 決めると言われていたと思います。
 
 選手がメニューを考えて、これやってあれやってではなく、その
 日に「ハイ、これって!」と。

 子供の調子や様子、昨日の流れから今日の勉強のメニューを考え
 るのは、まさに成績がイイ子の親がやっていることです。

 ホームページには、こうあります。
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 「選手の一歩前を、歩く」

 技術面でも、精神面でも選手をリードし、引っ張り続けるのがコ
 ーチの仕事。

 そのために、常に先回りして課題を研究し、決して迷いや動揺を
 見せないよう、必死で自分を抑える。練習がうまくいくときだけ
 ではない。

 結果が出ないとき、故障したとき、ライバルが予想以上にタイム
 を出したとき、平井は、常に自らを抑え、選手を冷静にさせてき
 た。選手とともに、コーチ平井も常に、自分自身と闘っている。
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 「自立する」という意味はいろんな意味があると思いますが、も
 う一度考えてみてほしいと思います。

 ホームページには続けて、
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 しかし、選手の一歩前を歩くことは、容易ではなかった。

 2000年、北島と挑んだ初めてのオリンピック。想像も出来な
 い重圧、独特な会場の空気にのまれ、平井は我を見失ってしまう。

 その結果、アドバイスを誤り、北島は200m平泳ぎで予選落ち
 してしまう。
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 2000年の初めてのオリンピックで平井コーチは、北島選手に
 「軽くいけ!」と言ったと。

 しかし、これまで一度たりとも、どんな試合でも北島選手に「軽
 く行け!」なんて言ったことはなかったそうです。

 それをオリンピックで「初めて」言った。結果予選落ち。

 これが「重圧、独特な会場の空気にのまれ、我を見失ってしまう」
 から出たものだと。

 受験でも同じですよね。

 入試に送り出す時には、今までやってきたこと、言ってきたこと
 を言って送り出す。

 時間配分だって、問題選択だって、余白の使い方だって、今まで
 言われたことのないことをやれ!と言われれば、やっぱり子供は
 戸惑います。

 だからこそ、今から何カ月も前から「コーチ」の親は作戦を練り、
 入試の前に「初めて言うこと」がないように準備をする。

 親カツ講座の先月号は「受験3ヶ月前に親がすべきこと」そして、
 今月11月号は「受験1ヶ月前に親がすべきこと」です。

 「なにをそこまで・・・・」と時々言われますが、重圧と入試会
 場独特の雰囲気で我を忘れてしまわないように入念な準備がいる
 のです。

 それは受験後もずっと生活が続くことも念頭に置いて。

 2大会連続の銅メダリストの中村選手は「弱気になる」ことがあ
 るそうです。

 その精神的な弱さをいかに克服するか。

 答えは練習! 

 それもとびきり苦しい練習。精神的にも追い込まれるほどの練習。

 他のチームのメンバーが来て一緒に練習すると「こんなにしない
 とダメなのか」と落胆してしまうくらいの練習。

 もっといえば、先に言った入念な準備と練習(勉強)です。

 模試の判定が悪ければ(練習でタイムが悪ければ)、誰でも

 「不合格になるかもしれない」

 と不安になります。

 ウチの子、精神的に弱くて・・・
 もっと強くなってほしいのですが・・・

 でも銅メダリストだって「弱気になる」のです。
 自信がぐらつくのです。

 模試の判定が悪ければ、子供なら当然落ち込むでしょう。

 フツーです!
 
 では、それを乗り越えるのはなにか?

 勉強する!です。

 「誰よりも頑張って勉強した」

 その事実だけが精神的な支えになる。

 そして、プラスするなら、いつだって応援してくれる家族がいて、
 その家族はどんな結果であろうとも、間違いなく温かく受け入れ
 てくれる。

 それ以外にないのではないかと思います。

 子供が親の厳しいお小言を受け入れるのは、親が、家族が自分を
 あらゆる形で支えてくれていると思えるからです。

 時には喧嘩もし、言いあいにもなるでしょう。険悪な雰囲気も多
 々なる。

 でもそれで根底の信頼が揺るがないのは、親子で話し合った目標
 があり、そのための決めごとがあって、きっちり勉強する、させ
 る関係があってこそ。

 「行きたい学校があると言う割には勉強しないんです・・・」
 子供がしないのであれば、親がさせればよろしい。
 
 「すぐ弱気になります・・・」
 ライバルたちには負けていないと思える勉強量をこなせばよろしい。

 でも、目標があっても、やると宣言してもなかなか一人ではやり
 きれない。

 一人でやった気になっているが穴だらけ。

 だからコーチがいる。親がいる。

 これから日々の出来事で一喜一憂し、ジェットコースターみたく
 気分が上がったり下がったりします。

 でも、それはもうわかっていること。
 毎年繰り返されていること。

 親は子供と同じ位置に立って進むのではなく、ぜひ子供の一歩前
 を歩んでほしいと思います。


「選手兼監督は難しい!?」

2008/11/02

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 さて、前々回のメルマガでコーチの話を取り上げました。

 これと合わせて親の方に注意深く見ていただきたいのがマラソン
 の高橋尚子選手について。

 高橋選手は先日引退を発表しました。
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 2000年シドニー五輪陸上女子マラソン金メダルの高橋尚子選
 手(36)が28日、東京都内で会見し、競技生活からの引退を
 正式表明した。

 理由について高橋は「練習でどう試行錯誤しても、全力でやって
 も、納得いく走りができなくなった。肉体的、精神的に限界を感
 じた」
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 高橋選手の名前は日本人なら誰でも知っているほど有名ですが、
 言うまでもなく彼女は「とてつもないランナー」です。

 どれくらい「とてつもない」のか?

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、

高橋選手のマラソン全戦績は、
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 1997年  7位   2時間31分32秒  初マラソン
 1998年  優勝   2時間25分48秒  当時の日本最高記録
 1998年  優勝   2時間21分47秒 当時の日本最高記録
 2000年  優勝  2時間22分19秒 大会記録
 2000年  優勝   2時間23分14秒 ★金メダル獲得・五輪記録
 2001年  優勝  2時間19分46秒 当時の世界最高記録
 2002年  優勝   2時間21分49秒 マラソン6連覇
 2003年  2位  2時間27分21秒

 2005年 小出監督との師弟関係を解消し「チームQ」を結成

 2005年  優勝  2時間24分39秒  2大会ぶりマラソン優勝
 2006年  3位  2時間31分22秒
 2008年 27位  2時間44分18秒 現役最後のレース
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 走る「記録更新者」ですねえ...(◎_◎)

 これだけでもすごさはわかっていただけると思いますが、もう
 少し付け加えておくと、
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 高橋の五輪での金メダル獲得は、日本陸上界64年ぶり戦後初の
 快挙で、かつ日本女子陸上界においては史上初の快挙・・・

 またゴールタイムの2時間23分14秒は、五輪最高記録である(この
記録は今もなお破られていない)。

 これらの功績により国民栄誉賞を受賞。

 2001年9月30日のベルリンマラソンでは、・・・前世界記録を1分
 近くの更新・・・高橋の世界記録樹立での優勝は、女性初のサブ
 20達成での歴史的快挙とともに、日本女子マラソンがついに世
 界記録を更新した瞬間でもあった。
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 と歴史的快挙の連続だった高橋選手。

 その記録ずくめの高橋選手の現役生活において、ストロングが大
 いに興味をそそられる出来事は、やはり
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 2005年5月、リクルート時代からの約10年に及ぶ小出義雄
 さんとの師弟関係を解消
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 したことです。

 皆さんにもここに注目していただきたい!

 高橋選手は2005年5月に師弟関係を解消して、トレーナー、
 調理師、練習パートナーらと「チームQ]を結成。

 「指導者はおらず、不安があれば話し合った」チームQは、結成
 後すぐに前回終盤で失速して2位に敗れた同じ東京国際女子マラ
 ソンを優勝で飾り、雪辱しました。

 2005年11月21日 朝日新聞
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 長年の師弟関係を築いてきた佐倉アスリート倶楽部代表の小出義
 雄さんは、16キロ地点のJR品川駅近くで見守った。

 自分のもとを離れて高橋選手が臨んだ初マラソン。

 「10年も一緒にやってきたから、放っておいてもいいタイムが
  出るよ。(自立は)精神的にはよかったと思う」

 とはいえ、今まで「小出監督にすべてお任せだった」高橋選手に
 とっては、全くの手探りのレース。

 支えたのは「チームQ」のメンバーだ。

 ・・・ゴールで待ち受けた3人と抱き合った高橋選手は「若いチ
 ームで試行錯誤して勝ち取った。(チームの)きずなが私を勝た
 せてくれました」と話した。
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 しかし、この優勝のあとからは先の記録を見ていただいてもわか
 る通り、ケガやアクシデントも重なり、オリンピック出場も逃し、
 そして先日の引退となりました。

 「コーチと選手」の関係を「親と子」の関係に置き換えて「自立」
 について考えた前々回のメルマガに続いて、このホットな話題を
 もう少し考えてみたいと思います。

 高橋選手の「師弟関係の解消」と「チームQの結成」については、
 ストロングは実に興味があって、報道される記事をこれまでずっ
 と追ってきました。

 2年前の2006年12月のブログでもサンケイスポーツの記事
 を紹介しました。

 これです↓↓↓ ブログ「緊張感と練習不足」
  
 詳しくは読んでいただくとして、ここでストロングは、こんな風
 にコメントをしています。
-----------------------------------------------------------
 Qちゃん、緊張感と練習が足りなかったんですね。

 厳しい鬼コーチから離れて自立して、かつ勝利するというのは、
 本当に厳しいことだと思います。

 親と子の勉強関係にもそれがそっくり当てはまります。
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 記事に巨人うんぬんの話が出ていますがこれはこの2006年が

 ・巨人がシーズンで負け越し4位という不甲斐ない成績を残した
 ・2006年11月の東京国際女子マラソンで高橋尚子選手が3位に
 
 なったことに絡めての記事だったためです。

 ここで小出監督は、自立して「チームQ]で試合に臨んだものの
 3位に沈んだ高橋選手に厳しい投げかけをします。

 2006年12月13日 サンスポ 「小出監督、語る」
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 僕は今、(佐倉アスリート倶楽部の)高橋克彦コーチに『もっと
 選手を怒れ。どんどん厳しくやれ』と言っている。

 コーチが選手と一緒に食事をしたりするのもよくない。

 選手と仲良くやるのではなく、怒れるコーチにならないと勝負事
 には勝てない。

 Qちゃんは鍛え方が足りなかった。

 大会前日の練習で、チームQの仲間と和気あいあいと走っていた
 のをみたとき、これはダメだと思った。

 本番前に練習で「素人」と走っているようではダメ。

 しかも、集中力を高めないといけないはずの大事な練習で…。

 いろいろな経験があって、厳しいことを言えるコーチが周りにい
 なかったんだと思うよ。
-----------------------------------------------------------
 厳しいですねえ・・・

 しかし、それも高橋選手の能力を知っているからこそ、もっと高
 いレベルでやりなさい!という気持ちの表れだったんじゃないか。

 今になってはそう思えます。

 さあ、小出監督からストロングも含めて皆さんにも考える材料を
 与えられましたよ。

 身の周りの「勉強における親子関係」「子供の自立」について、 
 一緒に考えていきましょう。

 経緯はともかく10年間の「縦の」師弟関係を解消して「横の」
 関係のチームQを結成した高橋選手。

 小出監督は、それを
-----------------------------------------------------------
 「(自立は)精神的にはよかったと思う」
-----------------------------------------------------------
 と言った。

 勉強においても、一般的に親は子供に早く自立して

 「自分で考えて、自分で計画して、積極的に勉強してほしい」

 と望みます。

 そういう相談が絶えないですから・・・・

 しかし、ストロングは自立を望むならまずは親がそばについて
 成果を出してから。
 
 成果が出ていくことが実感できたら子供もある程度自覚を持っ
 てやり始めるし、それが自立を促すことにもなるだろうとこれ
 まで話してきました。

 下品な例えで言うと、偏差値30の子供よりは偏差値70の子
 供のほうが自覚もあり、なにをするのかもわかっており、勉強
 のやり方も理解しているということです。

 だからまず親が成果を出してあげてねと。

 そしてその成果の出たやり方を子供に学ばせてねと言ってきた
 わけです。

 自立はそれからよ!と。

 自立を促すためにも親が協力してやって成果を出す。

 そこまでは親が積極的に、どんどん手伝ってやれ、子供は勉強
 をすることだけに集中させろ!

 こうも言ってきました。

 高橋選手も 
-----------------------------------------------------------
 今まで小出監督にすべてお任せだった
-----------------------------------------------------------
 わけですが師弟関係の解消で特定のコーチを付けない代わりに
 私生活から練習メニューまですべてを一人でしなければならな
 くなったわけです。

 つまり、選手であるとともに自らの監督にもなったということ
 です。

 そのあたりの苦労について、いくつも報道されました。

 勉強面での「我が子の自立」を念頭に読んでみてください。 

 2006年11月20日 サンケイスポーツ
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 昨年5月、小出義雄氏の下を離れ、トレーナーらと4人でチーム
 Qを結成。

 昨年は同じ東京で復活優勝を遂げたが、真価が問われた2年目は
 惨敗した。

 ボルダーでは5年分の練習日誌をめくり、自分でメニューを組み
 立てた。

 トラック練習も6年ぶりに取り入れ、未経験の4500メートル
 の高地を走った。

 「体の声を聞きながら走った」が、もう34歳。

 若かった頃の勢いはない。

 今まで必要なかった練習後のアイシングも行うようにしたが「監
 督兼任」故に思うようなメニューが組めなかったのも事実。

 最終調整に失敗したことが致命傷となった。

 
 2008年10月29日 サンケイスポーツ
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 小出氏は「あと4、5年はできたよな…」と続けた。

 3年前に自らの元を離れた高橋は、その後思うような成績を残せ
 なかった。

 自立した愛弟子にエールを送りつつ、全盛期からほど遠い姿に悔
 しさを覚えていたのも事実だ。
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 さらに小出監督は衝撃的なコメントを発しています。

 2008年10月29日  スポーツ報知
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 小出代表は高橋が会見で「完全燃焼」を強調したことについて、


 「(練習の)やり方がわからない中での完全燃焼じゃないかな」。
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 指導者を置かない独立後の練習法に今さらながら疑問を投げかけ、
 残念そうだった。
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 ええーーーーーー!?

 金メダリストが「練習のやり方がわからない」って!?

 たとえば、こんなことありませんか?

 周りから見ていても子供はメチャクチャ頑張っている。
 本人も完全燃焼したと思っている。

 でも、よくよく検証していくと、頑張ってはいるけれど、実は
 「イイやり方」ではやっていない!なんて・・・
 
 勉強では本当にそういうことがよくあります。

 「イイやり方」でなくても成果は出ます。

 ただ効率が悪く、ものすごく時間がかかったりする。

 時間がかかるから子供はものすごく頑張った気になっているけど、
 成績がイイ子はもっとラクに短時間でこなしていることも。

 だから、ストロングは、まず勉強量を増やす前に「やり方」をき
 ちんと検証して、今までと同し時間の勉強で効率的にやって成果
 を上げられないかを考えてみてくださいと言っています。

 また1日30分という短時間の勉強をやってみて30分フルに使
 えるようになってから勉強時間を延ばしたほうがいいですよ!と
 もお話してきました。

 違う世界とはいえ、ハイレベルな金メダリストにそれが起こって
 いるということはボクらの周りでは日常茶飯事で起こっていると
 いうことでしょう。

 一人で全部の役割を担うということの難しさ。

 しかし、ストロングは思うんです。

 すべてを一人で担うのが果たして「自立」なんだろうかと。

 親が指示しなくても自分で考えて勉強するものを決め、試験の前
 には自分でテンションを高められ、自覚を持って緊張感を持って
 一生懸命勉強する。

 息抜きが必要であれば、それが自分でちゃんと取れ、息抜きと勉
 強のけじめを誰がいなくてもきちんとできる。

 それができることが果たして自立なんだろうか?
 そんなことを子供に求めるべきなんだろうか?
 求めなきゃいけないのか? 
 それが完成系、理想形なのか?

 どうお考えですか?

 子供には「自立してほしい」と望むわけですが、あなたが望んで
 いる「自立」とはいったいどのレベルで、どういうイメージです
 か?

 もともと高橋選手がやろうとしていたことかどうかはわかりませ
 んが、結果的には高橋選手は「自立」して「選手兼監督」になった。

 親もそうしたものを目指していくべきなんだろうか?

 どうですか?

 あえて言えば、逆の言い方もできると思うのです。

 どういうことか?

 実は、水泳の北島選手や高橋選手のような金メダリストのハイレ
 ベルな世界こそは役割分担が必要なのではないか。

 レベルが低い世界での競争なら「選手兼監督」でも、そこそこイ
 イ成績が残せる。

 でも、もし最難関校を目指すとすれば、レベルが高いがゆえに
 一人ですべての役割を担う「選手兼監督」では勝負できないので
 はないかということなのです。

 ですから、

 あなたのお子さんが挑もうとしている世界のレベル
 お子さんに望む自立のレベル

 これらをもう一度考えて定義しなおして、これから子供と接して
 いく必要を改めて強く感じています。

 あなたにとって「子供の自立」とは何を意味しますか?

 それともう1つ、今回のことで考えなければならないことがあり
 ます。

 2008年10月28日 サンケイスポーツ 
-----------------------------------------------------------
 36歳。一般的に年齢を重ねれば、練習で疲労した肉体の回復具
 合は低下していく。

 それだけに、練習内容は日々の体の状態を見た臨機応変な対応が
 必要にもなってくる。

 だが、05年5月に10年に及んだ小出氏との師弟関係を解消し、
 独立した高橋はその後、特定のコーチを持たずに競技を続けてき
 た。

 自らを「客観的に見る」という点で、限界を指摘する声も聞かれた。
-----------------------------------------------------------
 「自らを客観的に見る」ことができれば理想なのですが、これが
 なかなか難しい。

 金メダリストにも難しいとすれば、凡人にはもっと難しいと思い
 ます。

 だって自分が周りにどう見えているかなんて「自分には見えない」
 わけですから。

 記事にある

 ◆その日の状態に応じた臨機応変な練習メニュー
 ◆自らを「客観的にみる」

 などは勉強面においても非常に大事なことは北島選手のことで触
 れたとおりで、ここでも似たような話がでていることに注意を払
 っておいてください。

 オリンピックなどのレベルの高い大会では、やはり選手は競技に
 集中して、そのことだけを考えてやっていかないと難しいのかも
 しれません。

 でもオリンピックだけではなく、子供たちにとって受験はまさに
 「オリンピック」という考え方もできます。

 ・体調管理
 ・各科目の勉強配分
 ・日々の勉強の管理進捗
 ・弱点補強
 ・志望校の傾向と対策
 ・志望校までのステップアップの軌跡
 ・合否判定模試結果についてのフォロー
 ・精神的な不安の解消
 ・気晴らし

 こうして思いつくままパパっとあげていっても、考える項目がた
 くさんあります。

 もちろん考えるだけでなく、勉強に没頭しなければならない!。

 とすれば、これを子供一人にやらせるのは難しい。

 だからこそ、

 ◆塾や家庭教師が担ってくれる部分 
 ◆学校が担ってくれる
 ◆親や家庭が担う部分
 ◆子供が担う部分

 これらが明確でないと穴が出ます。

 また、明確でないとそれぞれが余計なことをしてしまう場合も出
 てきます。

 もしお子さんがあるレベル以上の受験(オリンピック)に臨むな
 ら、親(コーチ)はそれ相応の意識で臨まないと結果は厳しいも
 のになるはずです。

 それ相応の意識で臨んでも思うような結果が出ないわけですからね。

 まあ、金メダルみたいに「たった1人のみ合格」という学校はない
 ので、やっぱり金メダルなんかよりはラクかもです。

 ご家庭では、それぞれの役割分担は完了していますか?
 穴はないですか?

 親であるあなたはなにをやり、子供にはなにをやらせますか?

 切り口はいろいろとあると思いますので、せっかくですから「自立」
 をキーワードに「高橋選手」を題材に考えてみてください。

 メルマガでストロングがこれまで言ってきた
-----------------------------------------------------------
 やり方を教えて、成果を出して、うまみを知って、自立させる
-----------------------------------------------------------
 という結論もありです!
 
 が一方で、全く逆の
-----------------------------------------------------------
 やり方を教えて、成果を出して、うまみを知って、レベルの高
 い世界に進む。もっともっと役割分担を細かく明確にしてさら
 に上の世界を目指していく
-----------------------------------------------------------
 なんて結論になる場合だってありえます。

 ハイレベルなプロの世界に世界になればなるほど、緻密なものが
 それぞれの分野で求められるわけですからね。

 どういう結論になってもそれはご家庭次第!

 それは各家庭で微妙に違ってくるものですからね。
 
 最後に、2008年10月29日のデイリースポーツに小出監督のこんな
 コメントが載っていたので紹介します。
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 今後について、小出代表は、「『マラソンは楽しい』って教える
 ことが、僕とQちゃんのスタートだった。

 Qちゃんなら『こうすれば完走できる』って教えてあげられる」。

 師弟関係復活へ、最後のラブコールも忘れていなかった。
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 引退して一市民ランナーになった高橋選手が、かつての最大の理
 解者で「客観的な目」を持つコーチと再会。

 そして、その「普通の市民ランナー」が2時間20分台出しちゃ
 ったよ!なんていうのも夢があっていいでしょ?

 そのときはまたメルマガで書こうと思います。

 高橋尚子選手、ホントお疲れさまでした!

 しばしゆっくりなさいませ!

あーーー、生きててよかった・・・・・


2008/08/03

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 暑苦しい日が続きますが、ストロングはかなり涼しい!

 えっ、クーラーばっかかけてんだろって!?

 いえいえ、滅相もございません!

 といっても確かに例年に比べてクーラーはかけているんですが、
 それ以外に本当におもしろい本に出会ったからなんです。

 泣きながら・・・
 笑いながら・・・
 あーーー、生きててよかった・・・・・

 そんなふうに感じることができる本を最近読みました。

 読めば涼しくなって元気が出ること間違いなしです!

 暑くてヘタっている方はお盆休みにでもぜひお手に取って見て
 いただきたい。

 設定が「師匠」と「弟子」となっていますが、

 「親」と「子」、「先生」と「生徒」

 などに置き換えて読み進めてもかなり参考になると思います。

 まあ、すげえ!おもしろい!とわめいても伝わらないので、ほ
 んの一部をここに紹介します。

 なお、ストロングがおもしろい!と思った箇所の1つがこれで
 あって、あなたにとっておもしろいかどうかは定かではありま
 せん。

 なので、最後の判断は必ず手にとって見てからにしてください
 ね。

 買わなくてもイイから絶対に手にとっては見てくださいね


 『赤めだか』立川談春著  

12ページ
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中学卒業間近、上野鈴本へ落語を聴きに行くという企画があった。同級生はほとんどが落語初体験。前座からまァよく笑っていた。そんな中で立川談志登場。他の芸人とは出しているオーラが明らかに違っていた。独特の毒舌の面白さに僕は驚いた。 

「あのネ、君達にはわからんだろうが、落語っていうのは他の芸能とは全く異質のものなんだ。どんな芸能でも多くの場合は、為せば成るというのがテーマなんだな。一所懸命努力しなさい、勉強しなさい、練習しなさい。そうすれば必ず最後はむくわれますよ。良い結果が出ますよとね。

忠臣蔵は四十七士が敵討ちに行って、主君の無念を晴らす物語だよな。普通は四十七士がどんな苦労をしたか、それに耐え志を忘れずに努力した結果、仇を討ったという美談で、当然四十七士が主人公だ。スポットライトを浴びるわけだ。でもね赤穂藩には家来が三百人近くいたんだ。総数の中から四十七しか敵討ちには行かなかった。残りの二百五十三人は逃げちゃったんだ。

まさかうまくいくわけがないと思っていた敵討ちが成功したんだから、江戸の町民は拍手喝采だよな。そのあとで皆切腹したが、その遺族は尊敬され親切にもされただろう。逃げちゃった奴等はどんなに悪く云われたか考えてごらん。理
由の如何を問わずつらい思いをしたはずだ。落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ。人間は寝ちゃいけない状況でも、眠きゃ寝る。酒を飲んじゃいけないと、わかっていてもつい飲んじゃう。夏休みの宿題は計画的にやった方があとで楽だとわかっていても、そうはいかない。八月末になって家族中が慌てだす。それを認めてやるのが落語だ。客席にいる周りの大人をよく見てみろ。昼間からこんなところで油を売ってるなんてロクなもんじゃねェヨ。でもな努力して皆偉くなるんなら誰も苦労しない。努力したけど偉くならないから寄席にきてるんだ。

 『落語とは人間の業(ごう)の肯定である』

よく覚えときな。教師なんてほとんど馬鹿なんだから、こんなことは教えねェだろう。嫌なことがあったら、たまには落語を聴きに来いや。あんまり聴きすぎると無気力な大人になっちまうからそれも気をつけな」
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 中学卒業間近でこの話を聞いてシビれる感性はストロングには
 なかったと思います。

 が、高校卒業間近か浪人中か・・・その時期くらいにこの話を
 聞いていたら、もしかしたら入門していたかもしれないですね
 え・・・

 「縁」なんて言葉をよく使いますが、何かに出会うということ
 の大事さ、ありがたさ、そして、その瞬間に立ち会う運という
 か臭覚というか、大事ですねえ。

 あなたの目の前には「なにか」がもうすでにあるのかもしれま
 せんよ。

 それにしてもおもしろい本でした!!おそらくこれから何度も
 何度も読むことになるでしょう。

 その著者はストロングとたぶん同級生!

 才能っていうんですかねえ。くじけちゃいそうです・・・トホホ

 ストロングみたいな人間が落語では主人公なんですかね?
赤めだか.jpg

 『赤めだか』立川談春著

エライ違いですよ・・・・!?


 2008/07/31

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 以前、ここ「ストロングのひとりごと」で、数年後に高校受
 験を控える方へと書いて、

 公立高の学区撤廃、20都県に 少子化で私立と生徒争奪
 
 このニュースを紹介しました。

 公立だけではありません!

 早稲田、西に展開 大阪、佐賀にも系属校設置
 
 関西に黒船?早稲田大、大阪の中堅校を系属化
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 早稲田大は地方出身者の割合が低下傾向にあり、昨年度は在校
 生の6割以上が東京、神奈川、千葉、埼玉の高校出身者。関西、
 九州の出身者はそれぞれ5%にとどまっていた。
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 4月でしたか、総務省が発表した2007年10月1日現在の
 推計人口では、

 ◆東京都の人口は全国人口の10%
 ◆東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で全国人口の27.3%

 でした。

 これは人口ですが、その数字と在校生の数字を見比べれば、経
 営者であれば、また日本で有数の大学として今世紀も君臨した
 いと思うなら、西へ向かって出るのは当然至極。

 止まっていれば、早稲田も終わってしまいます。

 今回早稲田と提携した摂陵は、
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 19年度現役合格者実数は関関同立の4大で計88人を数え、
 進学塾関係者によると、「公立高校と併願する『北大阪の進学校』
 という位置付けだが、今回の系属化により、「専願が増、『関
 西の人気校』へランクアップするのは間違いない」と関係者は
 断言。

 摂陵が私大との提携を探り始めたのは3年前。経営母体の大阪
 繊維学園理事長に武藤治太・大和紡績会長が就任したことを契
 機に、財界人脈を通じ東西複数の大学と交渉を重ねてきた。

 武藤理事長は「近隣で付属化や共学化が相次ぎ、生き残りに危
 機感を抱いていた」と説明。

 今春の中学・高校入試ではともに開校以来初の定員割れを記録
 しており、「系属化をはずみに進学実績を上げ、安定的な生徒
 確保につなげたい」としている。
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 大手だろうが、有名校だろうが、中堅だろうが、そんなことは
 関係ない。

 3年前から財界の人脈を使ってようやくこの発表・・・・

 文字通り今世紀の生き残りをかけた戦いだということですね。

 「生き残り」なんていうと、なんか危機をあおって言葉遊びを
 しているようですが、「私立大学の47%は定員割れ」です。

 私大47%定員割れ 「座して死を待つ」?
 
 文科省幹部の中には
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 「危ない私大は20から30校ある」ともらす人もいるほどで、有力
 大学との合併も望めず、「座して死を待つ」状況なのだそうだ。
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 とまあ、こういう状況の中での公立高校の制度改革や学区撤廃。

 先日、2つの県の大学入試センター試験の学校の平均点を見せて
 もらいました。

 その2つの県はいずれも総合選抜制度がなくなった県で、学区撤
 廃後数年経っていますが、すでにセンター試験の学校平均点が
 100点以上違う学校がゴロゴロありました...(◎_◎)

 こんなに差が出るの????って、タマげました…(;_;)

 総合選抜制度とは?
 
 学校の平均点が100点違うという意味がわかります?

 エライ違いですよ・・・・

 制度が変わると学校はガラっと変わります。
 生徒の質も全然違ってくる。

 今実施されている学区撤廃の傾向は、大きくは、公立高校の名門
 を復活させる制度になるでしょう。

 また、名門の復活によって周辺校で今までよりもかなりレベルが
 下がる学校も出てくるでしょう。

 親の時代の感覚、特に40代前後の親の方はアンテナを張って、
 敏感になっておかないと、自分たちの時代の感覚でいるとエライ
 ことになっていたりします。

 どうぞお気をつけください!

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