「怒ってましたよ、小中学生が!?」

2010年6月10日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

以前、何人かの子供たちを引き連れて映画を見に行った時に、予告編で流れていたのが映画『告白』でした。
 
映画『告白』公式サイト 
 
記憶は定かではありませんが、
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娘はこのクラスの生徒に殺されたのです。
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なんていう映像が飛び込んできて、子供たちは

「あの映画、絶対見たいわーー!」

と言い合って、映画館及び映画会社に完全にハメられてしまったのでした。

映画「告白」予告編最新long版
※音が出ます

映画館で見たのは、これよりももっと短い映像でしたが、確かにインパクトのある映像でした。

ただ、それにしても、お前らチョロく、転がされすぎではないかと茶々をいれつつ、

「よろしい、連れて行きましょう!ただーし、原作を読んだ奴だけやで!」

という条件付き。

まずはストロングが読んで、内容を確認し、本を配布。

「告白」双葉文庫 湊かなえ著 
 
で、みな、湊かなえさんの原作「告白」を読んだ!

おもしろい!と。そして映画が公開!

勉強なんぞはそっちのけで見たいわーと。

「いつ行きますか?」と矢のような催促。

すぐに自分の都合で子供たちとの約束を反古にするストロングもうっかりしてしまった約束を反省しつつも、

「わかったよ。日程を調べてみるわ」と。

で、HPで見てみると、

「R15+ 映倫」

はて!?

「15歳以上がご覧になれます」って!?

オイ!!! 

どういう事情があったのかはわかりませんが、足を運ぶ意志のある数人ですが子供たちの希望は打ち砕かれたのです。

恐れながら、映画「告白」のスタッフの方に一言申し上げます。

「そりゃあ、ないでしょ!!」

怒ってましたよ、小中学生が!!

DVDが出るまで待つしかないですが、「R15+」となっているからにはまずはストロングが見てからにしないと、いけませんなあ。

それにしても残念!

おっと、中3が一人いますから、こいつは15歳以上になるのかな?

でもねえ、一人だけ連れていくのは、ダメですなあ・・・

仕方ないので、セブンイレブンで、フジパンの「もっち?りつぶあんドーナツ」を買ってお詫び行脚。

フジパン「もっち?りつぶあんドーナツ」105円 
↑↑これは相当おいしいです!!まだの方はセブンイレブンへ!

で、小中学生へのお詫び行脚の際に「もっち?りつぶあんド
ーナツ」とともに持参したのが百田尚樹著「影法師」。

「影法師」 百田尚樹著
  
「告白」もそうですが、この「影法師」もわりとストレートなストーリーなので、小中学生が読みやすいんですな。ストロングみたいに汚れた大人は、もう少しドロドロした誰もが持つ腐った内面が書かれても平気なんですが、それは小中学生にはまだ見知らぬ世界。ゆえにストレートな物語は子供たちに好評です。

子供たちに「影法師」の感想を聞いてみると、この場面は印象に残ったようでした。
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彦四郎は学問にも剣にもさほどの執着を見せなかったが、
いずれも簡単に身に付けることができた。

漢籍でも一度の素読でほぼ頭に入れることができたし、剣の技
もたいてい一度教えられただけで、たやすく自家薬籠中のもの
とした。

それだけに藩校にも道場にも彦四郎の才を惜しむ者が少なくな
かった。彦四郎がもし本気で取り組めば、どれほどのものにな
るかという声はよく聞かれた。

もっとも彦四郎は他の誰よりも優秀であったから、それらが非
難めいた口調で言われることはなかった。

「そんな少年がいるのか」と明石は感心したように言った。
 
「さすがは藩校だ。勘一が敵わない少年がいるとはな」

「はい。私だけでなく、学問も剣も同輩で敵う者はありません。水練さえも一流です」

勘一は少し誇らしげに言った。

「彦四郎ほど光る男は見たことがありません」
 
「光る男か」

明石はなるほどというふうに小さく頷いた。

「彦四郎はいかなることも、たいして励むこともなく易々とやってのけます」

「たいして励みもせずにか―。もしかしたらその少年は、自分がやりたいことは何もないのかもしれぬな」

その言葉は勘一を驚かせた。そういう目で彦四郎を見たことが
なかったからだ。

「人の世とはつくづく皮肉なものだと思う。才はそれを必要と
 する者や欲する者に与えられるとは限らない。むしろ、そん
 なものなど望まない者に与えられることがしばしばだ」

明石はそう言うと少し哀しげに笑った。



「その磯貝彦四郎と申す少年だが―」と明石はふと呟くように言った。

「将来、なにもなさずに終わるかもしれぬな」

その言葉はなぜか勘一の胸に残った。
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いかがでしょうか?

中学生くらいになると、こういう部分がピンとくるようになるんですな。

中学受験で第一志望の中学校に行けなかった子は、この部分が印象に残ったそうです。

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人には天命というものがある。

儂の足が生まれつきこんなふうなのも天命だと思っている。
儂がこの仕事をしているのも天命。

もし、天がお前に藩校とやらに行けと命じているなら、
お前は行くことになる。

そうでなければ行かない、それだけのことだ。
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喜びや哀しさ、満足と後悔を抱えながら、今日も元気に学校に行ったことでしょう。

ストロングが印象に残ったのは、登場する大人たちが、たとえば、内職をしている先の竹籤細工職人の親方が主人公の竹を編む手の動きを見て、
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「何か、心配事でもあるのか」
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と声をかけるところですかね。

勉強でいえば、鉛筆の「ころび」というんでしょうか。

ぎこちない動き、いつもと違う動き。

それを見て、即座に「何か、心配事でもあるのか」と言えたら、どんなにかすばらしいことでしょう。

ちゃんと「見ている」、きちんと「見えている」、それがたった一言で表され、それゆえに「悩み」も打ち明けられやすくなる。

あー、そこまで見抜かれているなら、話しちまおう。それがどれほど幸せなことか。

また、「影法師」では、普段はなにも言わない母が、心うつろな主人公を見て、即座に
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「勘一、どうかしたのですか」
「思い悩んでいることがあるのですか」

口ごもる勘一に

「言いたいことも言えない母ですか」
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と。

コミュニケーションをバッチリ取っていますと自信満々の家庭で子供がすべてを語っているとは限らない。言葉にならないしぐさや動きにこそ、語られない「苦悩」があるようにも思います。

あなたのお子さんの今日のしぐさや動きは、いつもと同じですか?

「影法師」 百田尚樹著
  
間違ってこっちの「影法師」を買わないようにね!
 
買わねえか!?


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