「桃栗3年、柿8年!?」

2010年8月5日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

今年も相変わらず海や川での事故が多いようです。

せっかくの楽しい体験が悲しいものになってはタイヘンです。

最近は日焼け防止でTシャツなんかを来て海に入る人も多いと思いますが、

 「水の事故の多くは、服を着た状態で起きる」

と産経新聞にありました。 

2010.7.28  夏休み、相次ぐ水の事故 我が子を救う親の一手間

今は学校のプールの授業でも服を着て泳ぐということも子供たちは体験もしていますが、それでもいざとなれば、

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服には浮力があるが、パニックになり脱ごうとすることで、かえってまとわりついて溺れるケースがある
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と。

また、「離岸流」という「海岸から沖方向へ向かう秒速1?2メートルの速い流れ」に気付かぬうちに巻き込まれることもあると。

ただし、記事によれば、
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海の家がある浜辺で離岸流の発生地点を大々的にアナウンスすると店の営業妨害になりかねず、監視所が控える場合がある。
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なんていう「危険」や「命」よりは「営業」重視という「命の値段の安い」地域もあるようですから、お気をつけください。

さて、先日、葉室麟著「柚子の花咲く」という本を読みました。

葉室麟著 「柚子(ゆず)の花咲く」
  
ちょうど「柚子の花」が咲く頃、6月初めに読んだので、もう季節は終わってしまいましたが・・・

「桃栗3年、柿8年」という故事があり、皆さんもよくご存じかと思います。

これに続く句をご存知ですか?

木のことわざ辞典によれば、
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桃栗3年、柿8年、びわは9年でなり兼ねる、梅は酸い酸い13年
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これ以外にも各地で、
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「桃栗3年、柿8年、柚子は9年」とか
 
「柚子は遅くて13年」
「柚子のばかめは18年」とか

「梅は酸いとて13年」
「梅は酸い酸い18年」とか

「枇杷(びわ)は9年でなりかねる」
「枇杷は9年で登りかねる、梅は酸い酸い13年」
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なんてあるそうですね。

知ってました?

語呂からいえば、ストロングは、
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桃栗3年、柿8年、柚子は9年で花盛り、梅はすいとて13年
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というのが好きですねえ。

これらの故事は、

「種子を蒔き、芽生えてから実のなるまでの年数」で、

「資本を投じてから相当の年月を経なければ、それ相応の利益を得ることはできない」

という意味。

このサイトでは、
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3年で実のなるモモやクリは、果樹としては最も早い仲間です
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イチョウを育てたことがありますが、二十数年で銀杏をつけたものがありました
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開花まで長い植物として知られるタケは、100年とか120年などと言われています
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と。

何が言いたいのかって!?

いやあ、子供だって3年で実をつける子供もいれば、7年かかって実をつける子供もいるだろうなあと。

強引すぎるって!?

これまでたくさんの子供たちを見てきました。

受験までだけじゃない。高校、大学、そして社会人とたくさん見てきました。

今年はなぜか教え子たちが結婚ラッシュで、英語が苦手なのは「ストロングのせいだ」とおっしゃる元生徒や「あれだけ補習してもらったのに地理は全然できなかった」と唱える教え子達がこの7月までに続々と結婚しました。

まだ人生の途上です。結婚なんてまだまだほんの入口でしょう。

それでも入口に立った子供たち(今はもう立派なおっさんやおばさんですが)を見て、

ここまでよく自分に水をやってきたなあ
 
と思うのです。

もちろん親も剪定をし、世話をしてきた。

まだまだ形は整わぬ実だけれど、確かに収穫ができるようになっっています。

それぞれが年月は違って桃栗もいれば、柚子もいれば、梅もいるけれど、ちゃぁ?んと実はついている。

それがうれしいのです。

あなたのお子さんは何年で実をつけるでしょうか?

確実なのは、きっと実はなるってことです。

絶やさず水をやり、剪定をして、時に「よく頑張ってるねえ」と声をかけてやってください。

葉室麟著「柚子の花咲く」を紹介するはずが全然違う方向にいってしまいました。

すでにここまで十分長いのですが、「柚子の花咲く」から一部紹介させて下さい。



「太りすぎて、みっともない」とつぶやいた。

「いま川を見ながら、みっともないと言われましたが、侍女のことを怒っていたのですか」

「いえ、そうではないのです。自分のことを言ったのです」と消え入りそうな声で言って、目に涙をためた。自分の容姿をみっともないと嘆いたのを聞かれた、と思うと恥ずかしくて悲しかった。

すると、清助は橋の欄干に手をかけて川面をのぞきこんだ。
 
「ああ、わたしも映っています。ゆらゆら揺れて変なみっともない顔だ」

「わたしが言ったのはそういうことじゃありません」

慰められるのが嫌だった。自分がみっともないことはよくわかっているんだから、と言いたかった。
 ・
 ・
「わたしもね、自分のことが大嫌いだ、と思うことがよくあります。だけど、近ごろ違う風に考えるようになりました」

「どんな風にですか」

「わたしは、幼いころから母と別れ別れに暮らしてきました。それが、先日ようやく会うことができたのです。その時、思いました。一緒に暮らせなくても、わたしのことを大切に思ってくれるひとがいる。だから、自分を嫌ってはいけないのだ。それは自分を大切に思うひとの心を大事にしないことになるから、と」


この本の帯には文芸評論家の縄田一男さんの言葉でこんなふうに書かれています。

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生きていることが辛いと思える時、私たちには葉室麟の小説がある
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と。

暑いこの8月、「柚子の花咲く」でも読んで涼しくなって下さいませ。

葉室麟著 「柚子の花咲く」
 

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