「正々堂々と全敗せよ!?」

2010年6月13日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

サッカーのワールドカップが始まったそうですね。日本チームは本番前の試合で結果が出ず、日本での盛り上がりが今一つとか。

昨日でしたか、サッカーのことが全然わからないストロングにも非常におもしろく読める記事がありましたので、紹介します。

別にサッカーのことを書きたいのではなく、我が子の受験生活に当てはめて読んで下さいね。

おもしろかった記事というのは、

Voice「W杯日本代表は正々堂々と全敗せよ」杉山茂樹(スポーツライター) 

なんですが、この記事、冒頭から手厳しいんです。


5月10日に発表された代表メンバーからは、「岡田監督、戦う気になっているな」という期待すらうかがえないのだ。
と。

その理由については、サッカーが好きな人は記事を読んでいただくとして、ストロングがおもしろいなと思ったのはこの部分。

少し長くて、サッカー用語もありますが、どうぞ!


サッカーでは、ゴールキーパーも含めた11人の走行距離は、世界平均で一試合で約100km。しかし日本の場合は120km。明らかにオーバーペースであり、そのため最後まで体力がもたない。この日本の「走り過ぎサッカー」は20年前から変わっていない。

アジア予選の試合では、日本のFW4人が、彼らだけでグルグル動いていた姿が印象的だった。これは、まったく無意味だし、パスを出すほうも焦点が定まらない。さらにその動きが走行距離となり、結局、疲れにつながっている。

外国人は日本のサッカーをみて、よくこういう。

「日本人って、なんでいつもせわしなく、ワサワサ動いているの?」と。

外国では、「15m以上はボールを追わなくていい」といわれる。それ以上は、後ろに任せるのだ。

たとえばFWが前に動きだしたら、中盤が上がり、バックも上がり、というように、マス目でいうと二つずつ前に上がっていく。全体を俯瞰してみたとき、3列、ないし4列のフォーメーションが均等に10mから15m間隔に配置される。そうやってプレスをかけていけば、一人抜かれても、すぐ別の人間がいて、もう一人抜かれても、また別の人間がいて、となり、よほどのことがないかぎり決定的なピンチに陥ることはない。またムダな距離を走る必要もない。

かつて、ブラジルのロナウドは2分だけ真剣に走ったら勝てる、といわれた。

ボールに触っていないときは動かないで力を溜めておき、いざボールをもつとすごい勢いで攻めてくる。

このメリハリが相手には効果的なのだ。

外国のストライカー選手は、向かってくるとライオンが襲ってくるようで、守備側は「来た! 怖!」とビビってしまう。

ところが日本チームはいつもつねに走っていて、それでいて肝心なときのダッシュや瞬発力はまったくない。

守備でボールを追いかけるときも同じだ。よって日本選手がボールをもって攻めてきても、守る側はまったく怖くはない。


いかがでしょうか?

相手チームにより走っているのに、それは徒労だと。その上、いざというときに疲れて瞬発力も発揮できないと。

勝負にならないですなあ、これじゃあ。

受験生も同じです。

これから夏休みになって塾の夏期講習も始まります。

子供たちは本当に長い時間拘束される。長く拘束されようが、メリハリをつけてやるならイイ。

ただ、そこにいる、机に座っているだけの時間が長いだけだと成果は出ない。

なおかつ体力的にも、集中してドン!と勉強することができにくくなる。人よりも長く走っているんです。

でも、「最後まで体力がもたない。結局、疲れにつながっている。」

よく受験生活の疲れというか弊害を言われますが、それは狂ったように「勉強する」からではなく、長い時間「拘束されている」ことによる弊害ではないでしょうか。

子供たちは、長い時間授業で拘束されれば、家に帰れば、ほとんどなにもできずにバタンキューでしょう。

家でなにもできないということは、塾で授業を聞く、あるいは問題を解く、それが授業内で完結できる子供たちにはプラスになるけど、授業内で処理できない子供にとっては、毎日、長時間、消化不良のものがたまり続けていくということです。

授業内で消化できるのは、多くは上位陣。

その上位に追いつかなければならない子供たちが、長い拘束時間によって消化不良になり、結果として、その差は、40日間で果てしなく広がる。

少しでも差を埋める、追いつくハズの夏休みがこれじゃあ本末転倒になってしまいます。

しかし、これが毎年毎年起こりまくっている!!!!!!!!

走るのはイイ、走らせるのもイイでしょう。

でも、それがいざというときの力にならないのでは、

「オレ、頑張って走ったけど・・・・」

になりかねません。

追いつき、追い越せの子供たちは、授業を聞いて、授業の中で消化でき、お土産を持って帰れる子供たちと同じスケジュールであっていいわけはないのです。

そこを考えないで、

「夏は頑張りますよ!全部講座を取りました!」
 
なんてシャレになりません。

さて、杉山茂樹さんの記事でもう1つ印象に残ったのは、


さらに根本的なことをいえば、日本には「中盤至上主義」という日本式サッカーがはびこっている。

これはいわゆる「学校サッカー」が原因である。重視すべきは チームの和であり、もっとも尊ばれるのはパスである。

たとえば学校で、一人で長いドリブルをしたり勝手にシュートを打つと、監督からは怒られ、仲間からは白い目でみられる。挙げ句はイジメの原因になったりもする。

そのせいで日本は、ストライカーはまったく育たない。

一方で、責任逃れの横パスだけは天下一品だ(ただし、ボールはコート上でいっさい前に進まない)。

アシストがよければ「キラーパス」などともてはやされるが、私からいわせれば、「キラーパスよりキラーシュートを打ってくれよ」といいたくなる。


ストロングも子供がやっているバスケットなんかで、我が子が1人で強引にシュートに行ったりすると、つい

「あれはないんじゃないか? パスしろよ!」

なんて言ってしまいます。

コート上で前に進まない「責任逃れの横パス」という言葉は、ちょっと突き刺さりました・・・・

国際大会で団体スポーツが勝ち上がっていくには、技術以外の思考がホントは問われているのかもしれないですね。

杉山さんの記事、ぜひ読んでみてください。

「W杯日本代表は正々堂々と全敗せよ」杉山茂樹(スポーツライター) 

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