「誤った反復運動を防ぐ!?」

 2011年12月20日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

 どんな仕事にも繁忙期というのがあるんだと思いますが、私
 達は今がまさに1年でもっとも忙しい季節。

 これが桜が咲く前頃まで続きます。

 白黒がハッキリつく入試ですから、悲喜こもごもですが、精
 一杯やりきった者には、小さくても花が咲く。

 4月にパッと咲く子もいるけれど、7月になってパッと咲く
 子もいて、じっくり育って1年後に花開く子もいる。

 でも、必ず花は咲く。華やかな花も、地味だけど凛とした花
 もあるけれど、それでも必ず花は咲く。

 ただ咲くのは精一杯入試に向かった者だけという条件付き。

 ゆえにしっかり子供を入試に向き合わせて勉強をさせるのが
 親の役目。

 だって来年いろんな花を見たいでしょ。

 年末のテレビの特番なんて見なくてよろしい。

 机に向かえ! 親もね!!

 繁忙期とはいえ、年末なんで机を整理したり、ゴミを捨てた
 りしているんですが、さっき汚いメモ書きが出てきました。

 室伏広治と書いてある。

 テレビ番組で室伏選手が出ていた時に言っていた言葉のよう
 です。

 「反復を繰り返す」
 「誤った反復運動を防ぐ」
 「太くするのではなく使う筋肉を変える」 
 「現在の重量は全盛期の5分の1」

 実際に室伏選手が言ったことかどうか正確ではないですが、
 せっかく出てきたメモですから少し考えてみましょうか。


 「反復を繰り返す」これはもう皆さん自身がその重要性を身
 にしみて感じていることでしょう。

 頭で考えなくても手が動く。

 「さて自転車ってどう乗るんだっけ?」とはならないですよね。


 宇城憲治著「武道の心で日常を生きる」にこうあります。
 http://tinyurl.com/6ubwr4q
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 自転車や水泳は一度できるようになれば、しばらくしていな
 くてもすぐに乗れたり、泳げる。

 練習してしなかったから乗れなくなったという退歩がありま
 せん。

 身体脳は一度形成されると永遠に失われないのです。頭で考
 えるのではなく、身体で感じて乗れるようになる。

 乗れたとき、身体が理解するのです。

 自転車や水泳と違って、以前はできたのに久しぶりだからで
 きない、さっきはできたのに今度はできなかった、という例
 はスポーツなどでよくあります。

 これはなぜでしょう。

 ここが<頭脳で操作する>のと<身体脳での動き>との大き
 な違いです。

 脳の命令によってできた動作は、次にできるとは限りません。

 ところが、身体で得た感覚、身体脳でできた動作は忘れるこ
 とがないのです。
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 「繰り返して反復する」ことで、頭で考えなくても手が勝手
 に動くというのは勉強では次の授業で行われる確認テストや
 1週間、2週間の単位で行われる復習テストで問われます。

 反復によって手に染みつける作業をした者だけが短時間で結
 構な量の範囲の狭いテストを処理できる。

 「頭で操作」していたら、時間切れになっちゃいますから。

 自転車に乗るように復習テストを受けるというわけです。

 ただ勉強では一気にたくさんの量を習うためにすべてを繰り
 返し反復できる時間がなかったりするものが出てくる。

 反復はしているんだけど、時間が経過すると、できないなど
 の問題も出てくる場合があります。

 それが室伏選手の言葉でいえば

 「誤った反復運動を防ぐ」

 になるでしょう。

 「反復を繰り返す」んだけれど、「誤った反復運動」を防が
 ないといけない。

 特にそばで見ている親は「誤った反復運動」になっていない
 か、気をつけて見ておかないといけない。

 親技では、「誤った反復運動を防ぐ」ために、たとえば反復
 の繰り返しの過程において「途中の式を省略しない」で下さ
 いと言っています。

 途中の過程を省略した反復は身につかないと考えているから
 です。

 また、本当にわかっているかどうかは、子供に説明させたら
 イイとも言っています。

 「正しく理解」した上で反復練習をするためです。

 正しく理解しないで「単なる反復」を繰り返せば、ヘンな癖
 がつくし、時間が経ったら「そんなのやりましたっけ?」と
 かになりますから。

 いつも言っている

 「理解する」 → 「解ける」 → 「はやく解ける」

 の単純な3つの過程にも、ちょっと考えてもこうしたことが
 考えられる。

 そういう意味で「反復を繰り返す」が「誤った反復運動を防
 ぐ」はアスリートだけでなく、勉強でも大いに適用すべき原
 則ではないでしょうか。

 室伏選手の言う

 「太くするのではなく使う筋肉を変える」 
 「現在の重量は全盛期の5分の1」

 についても、勉強面で適用できる考え方です。

 勉強というのは学年が上がれば難しくもなり、量も増える。

 特に受験をしながら進んでいく子供たちは受験を通過するご
 とに自分と同じくらいの学力の連中と常に切磋琢磨すること
 が求めまれます。

 中学受験や高校受験で志望校に合格しても、入ってからは、
 受験勉強以上に頑張らないとすぐに置いてけぼりになる。

 学年が上がって量が増えて、レベルが上がった時、勉強時間
 を増やすのがもっともてっとり早い対策になります。

 しかし、時間というのは無限じゃないし、子供たちが勉強に
 集中できる時間というのは限りがある。

 結果的に学年が上がってレベルが上がると、ついて行ける子
 供とついて行けない子供が出てくるのは勉強時間を増やすと
 いう対策がすべての子供に適用できないから起こってくるも
 のでしょう。

 じゃあ、学年が上がってもうまく対応できている子供はどう
 しているのか?

 子供自身が自然に身につけている場合もありますが、そうで
 ない場合はきちんとどうするべきかを教えてやらないといけ
 ません。

 何をするかというと、多少の勉強時間を増やすとしても、な
 んとか今の時 間で効率が上げられないだろうかと考える。

 これです。

 特に

 「小5の壁」
 「中2の中だるみ」
 「高1の壁」

 とハードルが上がることがあらかじめ分かっている学年の前
 学年である

 小4
 中1
 中3(又は高1前半) ※中高一貫は中2又は中3

 これらの学年では、ただ勉強時間を増やして点数を上げる努
 力ではなくて、できるだけ少ない時間で成果を上げる工夫が
 求められる。

 もう1時間勉強すれば80点取れるけど、1時間勉強は増や
 さないで80点取れないか。

 こういうことを考えて、試行錯誤をした上で、ハードルが上
 がる学年の小5や中2や高1を迎える必要がある。

 そうでないと小4、中1、中3などで勉強時間をガンガン増
 やして対応していれば、たとえ成績が良くても、1つ学年が
 上がるとお手上げになる子が出てくる。

 「もうこれ以上勉強頑張れませんよ・・・」
 「もうこれ以上勉強時間は増やせませんよ・・・」

 それでなくても学年が上がれば、塾の行く回数や滞在時間が
 増えて家庭学習の時間が物理的に減る。

 しかし、反復しないといけない量は増えるんです。

 矛盾が起こるのは明らかです。それはみんなに起こる。

 ゆえにハードルが上がることがあらかじめ分かっている学年
 の前学年では

  「太くするのではなく使う筋肉を変える」 
 =「勉強時間を増やすのではなく効率を良くする」

 思考が必要になります。

 受験が受験学年から始まるのではないということですよね。

 でも、多くの方は「さあ受験学年だ!さあてどうする?」と
 動き始める。

 それでは子供自身が自分で対応できる場合を除いて、受験に
 向けてのスタートダッシュは不可能です。

 受験学年になる前に受験の成否がほぼ決まっていると考える
 理由でもあります。
 
 そして、こうした細かい過程をしっかり理解した上で、

 「理解する」 → 「解ける」 → 「はやく解ける」

 をやってきた子供たちは、間違いなく

  「現在の重量は全盛期の5分の1」
 =「全盛期の半分の努力で全盛期の成績以上を取る」

 ことが可能になっていきます。

 そんなに勉強していないのに勉強ができる!

 こういう子は見えないところで努力しているか、又は「反復
 を繰り返す」が「誤った反復運動」は防ぎ、「太くするので
 はなく使う筋肉を変える」という工夫を行った結果、「現在
 の重量は全盛期の5分の1」で金メダルを取ってしまう。

 成績がイイには理由があるんです。

 ただうれしげに他人には言わないだけで。

 年末年始で子供たちをフヌケにしないようにお願いしますよ!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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