人間にとって何が一番大切か?
2007年10月25日です。ストロング宮迫です。
亀田父子問題もそろそろ結論が出そうな感じですが、ストロングは親と子の在り方という点から興味深く見ています。
かつて史上最年少の20歳5ヶ月でWBC世界ヘビー級王座を獲得したチャンプがいました。
そう、マイク・タイソンです。
フリー百科事典『ウィキペディア』によれば、タイソンは、
-----------------------------------------------------------
9歳から12歳の間に51回も逮捕され、遂にニューヨーク州でも最悪の少年が収容されるトライオン少年院に収監。そこでボクシングと出会う。
-----------------------------------------------------------
とあります。
そして、少年院で名トレーナーのカス・ダマトに出会う。
-----------------------------------------------------------
カスが最も熱心に教えてくれたのは、ボクシングの技術それ以上に心の問題だった。リングに上がるとき、ボクサーは誰でも恐怖で凍り付いてしまう。その恐怖をどう克服するか。修練しかない。人は熱心に励むことによって、恐怖を友人にすることが出来る。
どんなに強かろうが、修練したことのない奴はクズみたいなものだ。いかに恐ろしい相手の前でも勇気を失われずにいられるのは修練の力だ。
恐怖(フィア)は火(ファイア)と同じ。人々を焼き尽くして駄目にすることもあるし、素晴らしい事を成し遂げるエネルギーにもなる。
人間にとって何が一番大切か。
力ではない。姿でもない。決心と人格。これだよ・・。
カスは毎晩、毎晩、そんな話をしてくれた。俺にとって、なんと新鮮な経験だったことか・・。
フリー百科事典『ウィキペディア』「マイク・タイソン」より
-----------------------------------------------------------
勉強もある意味では、「恐怖との戦い」とも言えるでしょう。
受験を控えてパニックになる。それをどう克服するか。そして、それをどう我が子に伝えていくか。
しかし、タイソンにそれを教えてくれたカス・ダマトは亡くなります。ダマトの死後、タイソンは、ダマトが「絶対に組んではいけないプロモーター」と言っていた人物と手を組みます。
また、ダマトの死後、そのボクシング理論を引き継ぎ、タイソンのモラルや私生活の監視役でもあったトレーナーのケビン・ルーニーも解雇されます。そして、その先にあったのは、信じられないくらいの転落。
トレーナーとして、親は子供の心になにを刻んでやれるのか?
そして、刻み込んだものが親の死後、どんな風になっていくのか?
親子で勉強し、受験に向かっていくのは、ボクシングのチャンプへの道とものすごく共通点があるようにストロングは思います。
カス・ダマトはタイソンになにを伝えていたか? 親としてすごく参考になるように思います。
今起こっている親子の問題はすでに過去どこかで起きた問題だとストロングは思っています。
----------------------------------------------
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より転載
マイク・タイソン
タイソン語録
「カス・ダマトはオレにとってオヤジ以上の存在だった。誰でもオヤジになることはできるが、しかし、それは血がつながっているというだけの話だろう。カスはオレのバックボーンであり、初めて出会った心の許せる人間だった」
カス・ダマト
カス・ダマト語録
「子供にパンチの打ち方や避け方を教えるのは容易いことだ。誰にだって出来ることだ。勝ち負けは頭で決まる。力でも、スピードでも、体力でもない」
「恐怖心というのは人生の一番の友人であると同時に敵でもある。ちょうど火のようなものだ。火は上手に扱えば、冬には身を暖めてくれるし、腹が空いた時には料理を手助けしてくる。暗闇では明かりともなり、エネルギーになる。だが、一旦コントロールを失うと、火傷をするし、死んでしまうかもしれない。もし、恐怖心をコントロールできれば芝生にやって来る鹿のように用心深くなることができる」
「モノを欲しがり過ぎてはいけない。堕落はそこから始まるのだ。車が欲しいと思う、洒落た家にピアノも欲しいと思う、思ったが最後、したくない事までやり始める事になる。たかがモノのためにだ」
「私は全てのボクサーに同様のスタイルで教える。多くのトレーナーはこれに異論を唱えるが、私は基本原理は同じであるべきだと思う。違いはボクサーの受け取り方によってその後に生じるものだ」
「Never Say Can't!!(“できないなんて言うな!!” この言葉はダマトのボクシングジムの壁にも書かれている)」
「勇者と臆病者には、大きな違いはない。両者とも同じ様に倒されるのを恐れている。ただ、その恐怖に打ち勝つのが勇者。恐怖に負け、逃げ出してしまうのが臆病者だ」
----------------------------------------------
上記日本語の語録を手がかりにぜひ以下の英文のカス・ダマト語録、辞書を引き引き訳してくださいませ。
Fightnews.comより以下抜粋です。
Remembering Cus D'Amato!
----------------------------------------------
Cus was an honest person who never cared about money. If he had it, he'd give it to you no matter what. That's the kind of person he was. He always told me that money meant nothing. Money is for giving away. Cus always said: 'If you have a friend, a real friend... someone who will stand by you no matter what, AND someone you can TRUST... THAT's more valuable than money. Cus valued friendship above anything else.
The first lesson I teach these kids before I teach them to box is a lesson about Fear, about what Fear is and why we have it. Fear is like a fire. If you control it, as we do when we heat our houses, it is a friend. When you don't, it consumes you and everything you do and everything around you.
Nobody is born the best. You have to practice and train to become the best.
When a fighter no longer wants to fight, he finds a convenient corner to lie down in. It's all psychological."
No matter what anyone says, no matter the excuse or explanation, whatever a person does in the end is what he intended to do all along.
With fear, a man becomes emotionally tired and when he is afraid, he has no faith in himself.
I believe nature's a lot smarter than anyone thinks. During the course of a man's life he develops a lot of pleasures and people he cares about. Then nature takes them away one by one. It's her way of preparing you for death.
----------------------------------------------
いかがでしたか? 意味わかりました!? 結構深いですよね。カス・ダマトは名トレーナーだけではなく、哲学者だったと思います。
そんな哲学者カス・ダマトの映像がありました。(音が出ます。ご注意を!)
http://www.youtube.com/watch?v=1QAcB2GhFns
Mike Tyson Knockout Collection(音が出ます。ご注意を!)
→ http://youtube.com/watch?v=5v0vl6iTlC4
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の内容は、毎週2回配信しておりますメールマガジンの内容を掲載したものです。
毎回、小学生、中学生の親の皆さんから届いた相談をもとに、親ができる解決策を提案しております。興味のある方は、登録ください。





