受験生、頑張れ!!

2004/10/17  
一気に寒くなりました。寒くなると職業柄いよいよ受験だなあと感じてしまいます。

でも、それは子供も一緒なんですね。この間、中3の子供の家に行きましたら、机の正面にひらがなの達筆な字で「がけっぷち」と書いた紙が貼ってありました。

「おー、のん気なお前もいよいよ身にしみて迫るものがあるか!」
「うん、なんか中間テストを前にして、ヒシヒシと感じるよ」
「がけっぷちか。悲壮感漂うかっこええ言葉やな。まあ、今が苦しいぎりぎりの状況にあるということを自分で認識できているだけでもたいしたもんや。それがなかなかできんのやから。」

大いに褒め、「よし、やるでーー!」と気合を入れて演習へ。

しかし、ストロングは、ハタと考え込んでしまいました。

「お前、全然わかってないやないかー!」
「え、先生、合ってますよ。僕にとっては楽勝の問題ですよ。」
「そうやない。お前よーー見てみい、貼り紙を」

数秒後、「あーーー!フェフェフェフェ!」

大いに褒めたストロングも真っ青。貼り紙には達筆な字で


「がけぷっち」

と書いてる!! (;`O´)o

「お前、がけっぷちとがけぷっちは、なんかエライ響きが違うぞ。10回読め」
「なんかいい響きですね。苦しさがなく、希望が持てるような」
「アホか!・・・うーーん、確かにそれは言えるな。よし、この精神で受験までやっていこうやないか。貼り紙はそのままや」

皆さんも声に出して読んでみてください。

×「がけっぷち」・・・悲壮感が漂いつらそう(>_<)
○「がけぷっち」・・・ちょび苦しそうだが、希望が持てる(^ε^)

「がけぷっち」貼り紙オススメします!

どうせやらなきゃいけないんです。やっぱ楽しくね。試験でこういうミスがないことを祈るばかりですわ・・・・

 

つづく・・・・・・


2004/11/04   
さあ、11月になりましたねえ。早い!!あと2ヶ月で今年も終わり。先月よりもいっそう受験生のピリピリ感が大きくなったよ
うな気がします。

そんな受験生もピリピリだけじゃあ息が詰まります。笑って笑って!

そんなこと言っても笑えない状況だって!?

じゃあ、1つお話を。

先日「がけっぷち」を「がけぷっち」と書き間違えて、机の前に紙をはりつけていた中3の生徒の話をしましたが、こいつがこの間、英語の長文読解でまたやってくれました。

Aさん: Why don't we make special dinner for Mom?
Bさん: That sounds good!

実際はもっと長いのですが、かあちゃんの誕生日においしい夕食を作ってあげましょうと言ったら、そりゃいいいね!なんていうよくある対話文。

まあ、この「That」の指し示す内容を書きなさいなんて問題があったのですが、中3の男の子は、こう答えていました!
----------------------------------------------------------------
 「モムさんのために特別な夕食をつくること」
----------------------------------------------------------------
 
消しゴムで消しても、あとが残るくらいの濃い字で自信を持って書いておりましたぞ!

気持ちはわかる!! しかし、「モムさん」って誰や!

「え、Momってお母さんのこと?知らんかったわ!」なんてほざいてましたが、「お前その英文の前にmotherの単語が出てただろ」って。

ぜひ行き詰っている親の方は、お子さんに上記例文を訳させてみてください。

「モムさん」と訳したお子さんは、きっともっと単語をしっかり勉強しようとニヤニヤしながら改心するはずです。

「モムさん」と子供が訳したこととそれが起こった時期を考えると、 神さまはきっと「もっと笑え」と言っていたんだろうなあと思う今日こ の頃です。

 

つづく・・・・・ 


2005/03/03 
受験のフィナーレの公立高校の入試、いよいよ最終です。すでに終わった方もいらっしゃるでしょうし、来週には、全国的にも、終わります。

ストロングが指導する中3で、以前に部屋に「がけっぷち」というつもりで書いた貼り紙に「がけぷっち」と書いていた話をご紹介しましたが、こいつがまたやってくれました。

公立入試、残り1週間となり、これまで1年間で、間違った問題や覚えにくい暗記モノだけを記入した「まとめノート」を始めるため、ノートを開きました。

最初のページの表紙のちょうど裏側にあたる部分に以前は書かれていなかった2文字。

「勝つ」が記されておりました。

「お前も好きやな。余白があったら、なんか書くな。まあ、それで気合が入るなら、いいけどな。さてと・・・」
「お、おい、お前、負けとるぞー!!まずいだろ。これ!」

なんと、「勝」という字の「力」が「刀」になっていたのでありました・・・・・(>_<)

とっさに出た「負け」という縁起の悪いストロングの言い草に「アーー、エーー、そんな・・」と反撃する言葉もなく、肩を落とす受験生。

雰囲気は、一気にブラックに近いグレーに。

すると、突然、受験生はストロングの口癖の「オレの勝ちだ」を叫ぶ。

「な、な、なんなんだ、お前は?」おののくストロング。

「センセイ、み、見てください。ほらノートの一番最後のページ。ほら、ここにはちゃんと「刀」でなく、「力」って書いてるでしょう。ボクの勝ちですよ!」

こいつは、ノートの最後のページにも、性懲りもなく「勝つ」と書いていたのです。それも正しい字で!

「センセイ、終わりよければすべてよしでしょう?ねえ!」なんとかオチをつけて、勝ち誇る受験生を見て思いました。

こいつは、強い! ヒヤヒヤさせるけど、きっと勝つ!と。どうぞ入試の日に、解答欄を間違えたりするようなとぼけたことをしませんように。

あと5日!できることをできるだけやりきる!押忍!

 

2007/11/07   
気がついたら、このメルマガもこの11月で5年目に突入しました。

1つのことが4年も続けてできた経験がないストロングですから、自身もビックリですが、これもごひいきにしていただいている読者の方のお陰と感謝しております。

タイガー山中と声を合わせて叫びます。ありがとーーーーーーー(^ε^)-☆!!

この4年間、「ストロングのひとりごと」では数々の人物を紹介してきましたが、最多出場はなんといっても、この男でしょう。

これまで何度ストロングを笑わせくれたでしょうか。

その彼と実は先日、バッタリ!!思わぬところで出会いました。

最後に会ったのは、高校受験の合格発表があって以来。あれから3年・・・・・彼は高3になっていました。

彼の人となりは、3年前にすでにここで発表しました。3度も!3年前は中3の受験生だった彼。そうです!!あの「がけぷっち」君に3年ぶりに出会ったのです。

この通称「がけぷっち」君は、中3の受験生当時、まるでやる気なし!だったんですが、志望校の目標は高く、その目標と現実のギャップに本人は悩まず、親が悩んでいたのでした。

武道系の部活で活躍し、県内でもかなり名が知られていたようですが、勉強になると途端にやる気が失せて別人になるのでした。

内申点は大幅に足りないし、実力も今4歩といったところ。地元で名士の親は困り果てた末に、武道系の人脈をたどっていったら、なぜかストロングにたどり着いた・・・なんでやねん!!

というわけで、中2の冬から受験まで彼を指導したのでした。

成績表とテストの得点表をにらめっこしながら、どう考えても厳しい現実。試験前日でも平気で漫画を深夜まで読み続けている男でした。

そのくせテストではイイ点数を取りたいなどと虫のいいことを考えておりまして、テストを作成する先生の癖や出題傾向などには異常に詳しくテスト当日の朝にヤマをはって勝負に出るのでした。

それが結構当たったりして・・・(≧◇≦)

ストロングが会ったときには、完全に図に乗っておりました。地元の名士の親を前にした最初のご対面で、おちゃらけ系のストロングは、
 
「どれくらいの気持ちで○○高校に行きたいのか?」と尋ねました。
「死んでも生きたいです!どうしても○○高校で部活をして国体に行きたいんです!」とがけぷっち君が言う。

子供の横で大きくうなづく地元の名士。

「じゃあ、お父さん、ボクとの約束が守れなかったら、キッチリシバキますが、ご了解いただけますか?お前もそれでええか?」

「ハイ!いいです!」と話を聞かずに返事するがけぷっち君。

「煮て食おうと焼いて食おうとセンセーの思うがままに」と名士。

おちゃらけ系のストロング相手だからつい言っちゃったんでしょうねえ、お気の毒に。もちろん、それからは完全武道系の指導が開始されました。

スケジュール的には、今英語をやっているという時間、それが夜の11時だったりするのですが、突然訪ねていくわけです。

ピンポーンなんて鳴らさない。鍵がかかっていれば、勝手口から勝に上がって、「どーも、こんばんは」とがけぷっち君の部屋に向かいます。

「おーー、やっとるか!」なんてね。

えっ、そのとき漫画読んでたらって!?

もちろん完全武道系指導が行われます。こういうタイプの子供は、いかにチェックをしていくかがポイント。

そんながけぷっち君もギリギリ滑り込みセーフで志望校にもぐりこみ、国体にも出て、そして、な、な、なんとこのたび大学に推薦入学が決まったそうです。

「じゃあ、部活は引退しても相変わらず稽古は行ってるのか?」
「いやあ、ダルイでしょ? かったるくてズル休みしてますよ。それよりセンセー、飲みに連れて行ってもらえませんか?」

って言っていました(≧◇≦)

めでたしめでたしと言いたいところですが、心配でもありますなあ。

一応ですがズボンをズリ下げてパンツ出した格好をしていましたので、大人のケジメ、言い換えれば、武道系の生活指導と称して、回し蹴りはキッチリ決めておきました。

でも、ストロングの姿が見えなくなったら、きっと、いや、絶対に、またズボンをズリ下げたんだろうなあ(≧◇≦)

これから大学にいたら、武道系の部で全然合理的な理由もなく、彼には生活指導が行われることでしょう。

がけぷっち君、健闘を祈る!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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