「ここで心をあっためているんだよ!?」

 2011年1月13日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

 引き続き、怒涛の中学入試の連戦です。明日からはセンターも。

 毎年のことなのにこの季節はせつないなあ・・・

 受験生の親の方へ、親技の基本になりますが、入試に行く前
 にはきちんとお子さんに入試に至るまでの過程に「合格!」
 を出してあげて下さいね。

 結果は気になるけれど、結果いかんで親の子供への評価が変
 わるわけじゃないんだから。

 ここまで頑張ってきたことをきっちり評価してやって下さい。

 連戦に臨む受験生を見ているとこんな気分です。

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 ひたむきになれるかなれないか

 ただ走るだけじゃない ひたむきに走るんだよ

 せつないくらいにひたむきに走るんだ

 そんな子供たちの姿を見ていると

 いとおしいっていう気持ちになるんだ
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 もう理屈じゃないんですよね。

 どうしてこんなに頑張れるんだと。

 たしかに頑張らせてきたんだけれど「どうしてこんなに・・・」
 と受験生を見ていると思う。

 その「いとおしい」という気持ちは「入試の前」にしっかりと
 伝えておくべきですね。


 もう1つ、いわずもがなですが、改めて受験生の親の方に心し
 ておいてほしい点があります。

 先ほどの動画の健さんのシリーズは他に何本かありまして、こ
 ういうのもあります。

 動画がないようなの言葉だけで紹介します。

 それはこういうものです。「馬」が「子供」になっています。
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 競争ばっかりしてると子供も心が冷えるんだよ

 だから牧場へ帰ってくる

 ここで心をあっためているんだよ

 牧場はきっと馬にとって一番あったかいとこなんだ
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 あなたとあなたの家庭が子供にとって「一番あったかい」牧場
 でありますように。

 外で競争して「心が冷えて」、帰ってきたらさらに「冷えた」
 なんてことがないように。

 受験生の親だけではないですぞ! 

 来春、来々春受験となる親の方も!

 外で「心が冷えて」帰って来て、家でも解凍されず、さらにガ
 チガチに「心を凍らせる」と、子供のマグマは沸騰して違うと
 ころから必ず噴き出る。

 牧場が守備範囲の親は子供の「心を冷やし」ておいて、マグマ
 が噴火したら、

 「どうしてなの? こんなに一生懸命に私はやっているのに!」

 と「被害者面」して嘆いてみせる。ときには泣いてみせる。

 そして、誰かに相談する。

 ある人は「しばらく様子をみましょう」と言った。

 親は様子を見た。

 自分はあくまでも一生懸命やってきた「被害者」として。

 しかし、変わらない。

 いや、親が自分を「被害者」という認識で見ているから、だか
 ら状況は変わらないのに、「変わらないのはおかしい」と。

 そうじゃないんだ!

 あなたの家は子供にとって「心があったまる牧場」じゃないんだ。

 あなたは「被害者」ではなく、「加害者」なんだ。

 加害者なのに「被害者面」して嘆き、「私はこんなに苦労して
 いるのに」と泣いてみせるのは反則です。

 で、
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 競争ばっかりしてると子供も心が冷えるんだよ

 だから牧場へ帰ってくる

 ここで心をあっためているんだよ

 牧場はきっと馬にとって一番あったかいとこなんだ
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 これを言って、「わかりますよね?」

 そう言うと、「わかりました。じゃあ家では自由に好き放題に
 させたらいいんですね? やります!そっちのほうが楽なんだ
 から」とこう逆ギレしてくる。

 ・・・・・

 「自由」、約束も制約もない「自由」というのは、子供にとっ
 てもっとも厳しく、寂しい世界。

 このハイレベルな世界を何の準備もなく与えれば、多くの子供
 たちが真っすぐ歩けない。

 「きっと夜に見る夢はフリーな時間!?」
  http://www.oyawaza.com/backnumber/post-167.html
 だから、家に帰って、「牧場」でともに勉強すればよい。

 そして、

 「聞いたけどわからないんだ」
 「できるようになりたいけれど、できないんだ」
 「頑張っているけど、できないんだ」...etc

 の子供の声を聞け!

 子供の気持ちになって、目線に立って、見ろ!

 子供は「あったまりたい」んだから。

 問題がすぐに解決しなくてもよろしい。悩みはつまっているこ
 との話を聞いてやってほしい。

 家庭が牧場なら、心があったまっていれば、子供は必ず親に話す。

 「話せば」=「離せば」解決しなくても楽になる。

 100歩譲って、ともにする勉強が楽しくなくても、楽しくな
 るように「ともに」解決策を考える。

 親が勝手に判断して課題を決めたわけじゃない。子供が話して
 くれてことをもとに最善の道をともに考える。

 子供との約束も、心をあっためておいてから決めるから守られる。

 しかし、心が冷えたままで、「ガンバレ!それ行け!」では、
 本当の頑張る力は出ない。

 「誰のためにやってるの!」「誰のために言ってるの!」

 は、言葉として最悪。

 こういう言葉が出るのは、子供の心があったまらないうちに、
 子供が話さないうちに、親があれこれ勝手に決めてるからじゃ
 ないか。

 健さんの馬のCMからここまできてしまったのでついでに。

 以前も紹介したことがあるけれど、

 NHK「仕事の流儀」  競馬調教師  藤澤和雄の仕事
 http://www.nhk.or.jp/professional/2007/0515/index.html

 これを見ると、競走馬は本当に子供と一緒。子育てと同じです。
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 勝利に近道はない
 馬の調教は貯金に似てる。たくさんある時にごそっと入れても
 ダメだ」

 目先の「一勝」より馬の「一生」
 藤澤は目先の「一勝」にこだわらず、馬の「一生」を考えて馬
 を育てる。

 ただ勝つことに未来はない
 欲張りだから勝ちたいのは世界一勝ちたい。しかし、その場し
 のぎばかりでは、永遠に変わらない。
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 『10の鉄則』なんか買わなくていいから、この人のDVDを
 見たらイイ。

 【DVD】 仕事の流儀 競馬調教師 藤澤和雄の仕事
  http://tinyurl.com/6wewq2k

 安いしね。

 競馬調教師の藤澤和雄さんは、昭和48年4月、イギリスの国
 営調教場に厩舎を構える調教師の元で4年間、馬の世話を担当
 されました。

 この4年間、藤澤氏は周りの人と言葉が通じない、言葉の壁に
 とても苦労し、人間関係のなかでは孤独となる時間がとても多
 かったため、馬以外は話し相手がいなくなっていました。

 自分の担当馬たちが唯一の友だちでした。

 「競走馬私論」藤澤和雄著 祥伝社黄金文庫
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 私は自分の性格を暗いとか陰気だとか思ったことはない。仲間
 たちとクリケットやサッカーをし、釣りやバーベキューにも出
 かけていた。

 しかし、私の4年間のイギリス生活が明るいものだったかとい
 うと、そんなことはなかった。

 仲間はいたけれど、言葉の問題もあるし、日本人に対する偏見
 もあった。

 1日1日、馬の世話に一生懸命だったものの、それでいったい
 どうなるのかという思いもあった。将来が不安で満たされぬ日
 々だった。

 「からっぽやみの仕事をするな」という父の言葉に従がって、

 ※「からっぽやみ」とは、半端者とか怠け者、横着者という意
  味だそうで、少しずつきちんと片付けるべき仕事を、半端者
  ほど一気にやろうとする、それで失敗する。

 私は真面目に黙々と馬の世話をしていた。それは決して間違っ
 てはいないと今でも思っている。

 しかし、それだけでは足りないのである。

 ハッピーピープル・メイク・ハッピーホース

 「いつもおおらかに笑っていられる人間が幸せな馬を作れる」。

 アイルランド人のション・マギーの言葉に、私はある種のカル
 チャー・ショックを受けた。 
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 ただ今、受験真っ最中です。

 受験生だけでなく、このメルマガの読者の方は、不安を抱きな
 がらも、悩みながらも、それはもう一生懸命黙々と子供達に接
 し、あの手この手で日夜子供達の勉強を見ています。

 それは決して間違っていないのです。

 でも、それだけでは足りない・・・・・・

 「ハッピーペアレンツ・メイク・ハッピーチルドレン!」
 「いつもおおらかに笑っていられる親が幸せな子供を作れる」

 受験を前にして目がつり上がり、一杯一杯になっている方もい
 ると思います。

 でも、まだまだ続く子供との旅ですよ。

 もう少し藤澤和雄さんの馬に対する言葉をお届けします。

 もちろん、「馬」は「子供」に置き換えて読んで下さいね。
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 馬の近くにいる1人として、見てほしいと思うのは、馬たちの懸
 命な姿である。

 ゴール前の1番つらい瞬間、鼻息も荒く、目を見開きながら最後
 の頑張りを見せる。そういう姿はたくましく迫力がある。

 現場で仕事をするということは、そんな姿を見て感動できる場所
 にいるということである。

 力及ばず敗れた馬にも、温かい視線を送ってほしい。
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 勝った馬たちはいいけど、一方で日の目を見なかったたくさんの
 馬たちがいる。

 稽古台になって消耗したり、故障で活躍できなかったり。

 成功より失敗のほうが多い。だから、勝利を誇る気になれない。
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 負けても負けても、生き残ればいつかはチャンピオンに手が届く。
 長い間、走ってて、無敗の馬なんていないんだ。
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 現在、
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 ゴール前の1番つらい瞬間、鼻息も荒く、目を見開きながら最後
 の頑張りを見せ
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 ていると思います。
 
 あなたは、
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 そんな姿を見て感動できる場所にいる
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 のです。ホント幸せですよ!!

 最後に【DVD】で「藤澤和雄の仕事」を見ていただければわか
 るのですが、藤澤さんは言葉がわからない馬に本当によく馬に話
 しかけます。 

 しょーもないおやじギャクも言う。

 でもね、あれがイイんだと思うのです。

 農家の方でもイイ作物を作る方は概して作物に話しかけています。

 「台風がきますから気をつけて、頑張って下さいね」とか「少し
  水が足りないでしょうかね?」とか。

 返ってこない、答えは。

 でも、話しかけるんです。

 今晩、お子さんが寝ている時間にぜひ話しかけてみて下さい。

 「今日はごくろうさん。遅くまで大変だったね。また明日頑張ろ
  うね」って。

 寝てるから返事は返ってきませんが、でも、あなたの中で子供に
 対する問いかけの答え、どうしてやらないといけないかの答えは
 聞こえると思います。

 
 長い人生を走ってて、無敗の馬なんていない

 のです。

 しかし、それは走ることに意味がないということではない。

 そう、ストロングは思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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