「うんうん死ぬ迄押すのです!?」

 2011年1月19日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

中学入試の連戦が続いております。

 ストロングには深すぎてわからないところもありますが、こ
 れなんかは、受験生にかける言葉のヒントにならないでしょ
 うか? 

 週プレNEWS 貴乃花親方インタビュー
 http://wpb.shueisha.co.jp/2011/11/21/8111/
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 貴乃花:人間は絶対に負けられないときって、勝負しようと
 すると負けちゃうんですよ。体も動かないし……。だから、
 本当に負けられないときっていうのは、自分の人生をかけて、
 その場に居座ることが大切なんですよね。

 ―その場に居座る……その深すぎる言葉を解説してください!

 貴乃花:自分は「頑張れ」って言葉が嫌いなんですよ。なぜ
 なら、誰だって生きていくために頑張ってるでしょう。

 私が弟子たちに言っているのは、「頑張れ」じゃなくて
 「踏ん張れ」なんです。つらくても今いる場所から逃げるん
 じゃなくて、そこに居座って踏ん張れって。
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 皆がピンとくるわけではありません。


 ストロングが話してこの言葉に反応したのは一人だけでしたし。

 でも、何かを求めている受験生には、あなたのお子さんには、
 もしかしたらピンとくるのかもしれない。

 前回メルマガ番外編として紹介した坂田信弘さんのお話しに
 も、たくさんのメールをいただきました。

 前回のメルマガ
 http://www.oyawaza.com/backnumber/post-182.html
 残っていた古本もあっという間になくなってしまって・・・

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 http://tinyurl.com/7wja97w

 どうぞブックオフなどでお求めください。

 前回のメルマガで紹介した坂田信弘さんのお話
 「子供との約束には、信頼の絆が見え隠れしているものだ」

 に関連する話ですが、こんなのもありました。

 2011.12.10 NEWSポストセブン 娘の練習20時間見守っていた
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 12月9日、フィギュアスケート浅田真央選手の母・匡子さんが、
 肝硬変のため死去したとマネジメント会社が発表した。

 2010年3月18日号の『女性セブン』で本誌は、匡子さんの浅田
 選手にかける想いを取材していた。

 真央が小学生のとき、日本人初のフィギュア五輪メダリスト伊
 藤みどりを育てた名コーチ、山田満知子さんの存在を知った。

 すぐに直接訪ね、頭を下げた。

 「明日から一日も休まず練習させますから、真央を教えてください」

 当時の様子を匡子さんはこう振り返る。

 「子供たちと約束したことがあるんです。それは、やると決め
  たことは投げ出さないで最後までやり遂げるということ」

 早朝6時から深夜1時半まで、姉妹の練習は20時間近くに及ぶと
 きもあった。
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 皆さんに決して20時間見守れ!と言いたいのではありません。

 浅田選手などは「世界一」なわけで、世界でNo.1になるため
 には「20時間」が必要かもしれませんし、「20時間見守る」
 人も必要かもしれませんが、みんなが世界一を目指しているわ
 けじゃないですから。

 世界一になるためには、世界一になる過程があるというお話。

 勉強の世界でいえば、東大の募集が3000名くらいで、その
 うち理科三類の募集が100名くらいですか。

 ざっくり理三は全国100番前後までというわけです。

 才能が必要って!?

 確かに才能は必要です。

 しかし、「才能だけ」じゃあ、人生は全うできません。

 50歳の漱石が20歳半ばの芥川龍之介・久米正雄に宛てた手紙。

 大正5年(1916年)8月24日
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 この手紙をもう一本君らに上げます。君らの手紙があまりに溌
 溂としているので、無精の僕ももう一度君らに向かって何かい
 いたくなったのです。(中略)

 牛になる事はどうしても必要です、われわれはとかく馬になり
 たがるが、牛には中々なりきれないです。

 僕のような老猾なものでも、ただいま牛と馬とつがってはらめ
 る事あるあいの子位な程度です。
 
 あせってはいけません。頭を悪くしてはいけません。

 根気づくでお出でなさい。

 世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、火花の前
 には一瞬の記憶しか与えて呉れません。

 うんうん死ぬ迄押すのです。それだけです。

 決して相手をこしらへてそれを押しちゃいけません。

 相手はいくらでも後から後からと出て来ます。

 そうして我々を悩ませます。

 牛は超然として押して行くのです。

 何を押すかと聞くなら申します。
 
 人間を押すのです。文士を押すのではありません。

 これから湯に入ります。
  
 八月二十四日
 夏目金之助
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 3日ほど前の8月21日の漱石の手紙にも「牛」について触れ
 られています。

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 無暗にあせつてはいけません。

 たゞ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です。
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 と。

 難しいけど受験生の親の方にも、自分で勝手に「相手をこしら
 へずに」超然と牛のように押して行ってもらいたいと思います。

 難しいけどね・・・・

 「火事場の馬鹿力」というのは、「できる」「やらねばならぬ」
 と信じるから信じられない力が出るのです。

 「たぶんダメ」「どうせダメ」と思っていたら奇跡は起こらない。

 奇跡は、それを信じる者だけが起こせるのです。

 あなたが地道にやってきたこと、これからやっていくことだけ
 が出るのです。

 あれもこれも手を出して中途半端にする者よりも、目の前の1
 つを今日モノにした者が一歩前進する。

 前進した者が一歩近づく。焦ってばかりで嘆いている者は、今
 日も進まない。

 人は才能の前には頭を下げないが、根気の前には頭を下げる!

 ガンバレ!受験生!押忍

最後までお読みいただきありがとうございます。

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