若いですものねえ・・・

 2008/05/24

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 東証二部に上場している学習塾で首都圏に展開している早稲田ア
 カデミーの須野田誠社長が5月21日、急性心不全のため東京都
 内の自宅で亡くなったそうです。

 54歳だったとか・・・ 

 2003年5月29日 早稲田大学学生部発行『早稲田ウィークリー』 
 2007年3月10日 教育家庭新聞 
 
 若いですものねえ・・・

 ストロングも絶食入院から退院後、十二指腸潰瘍やら膵炎やらで
 背中がうずいてのたうちまわっていたものですから、こういうニ
 ュースを見ると、決して他人事ではないと思うのでした。

 塾としての早稲田アカデミーの評価はさておき、学生時代に始め
 た塾を30数年で東証二部まで上場させるのは並大抵のことでは
 ないでしょう。

 上記のインタビューで須野田社長は、
------------------------------------------------------------
 3年で生徒数は1,000人、教室は4つになっていた
------------------------------------------------------------
 と語っていますので、須野田社長自身は、「イイ先生」だったの
 でしょう。

 でも、自身が「イイ先生」だけでは、上場はできません。

 上場できる状態で大きくなっていくためには、必ずどこかで自分
 以外に「イイ先生」を育成しなくてはなりません。

 しかし、これが難しい・・・です。

 「名選手、必ずしも名監督にあらず」と言われるように、「イイ
 先生」であればあるほど、自分よりもレベルの低い人間を育成す
 るのは難しい。

 「これくらいできるやろ!?」「これもできないの!?」

 なんてなっちゃいますから。

 そういう意味で一代で上場するためには、自身が「名選手」かつ
 「名監督」であらねばなりません。

 そして、須野田社長はこれから「名監督」として、さらなる発展
 維持の物語を紡ぐおつもりだったと思います。

 くしくもこの5月17日に産経新聞にこんな記事が出ていました。

 【公教育を問う第4部(5)】「実践力不足」塾で補う
------------------------------------------------------------
 「教室は舞台だ。教師は一流の演出家であると同時に名脇役たれ」

 現職教員や教員志望者を対象に、首都圏を中心とする大手進学塾、
 早稲田アカデミーが昨春から始めた「教師力養成塾」の初回の講
 義。(省略)

 学級崩壊の学校も多いのに生徒はなぜ、塾では真剣になるのか。
 そのコツも「伝授」している。

 (1)教師が生徒と対等にならない縦の関係を構築する
 (2)「教科書を開いて」などの単純な指示を徹底して生徒の行
    動をコントロールする
 (3)明るく大きな声で生徒に向き合い、教師のやる気を表現する

 の3点が大切だという。
------------------------------------------------------------
 先生にとってもですが、親にとっても大事な点ですね。

 (3)は当然としても、特に(1)と(2)は重要です。

 タイガー山中が塾ではもちろん、家庭教師に行っても、勉強を始
 める前は、かなり締めて入ります。

 また、タイガーは子供の身体には絶対に触れませんし、触れさせ
 ません。

 それは「教える」ためには必ず対等ではなく、縦の関係が確立さ
 れていなければならないところからきています。

 さらに・・・ってタイガーの話ではありませんでした。

 でも、「学級崩壊の学校」の話が出ると、学校の先生からは必ず
------------------------------------------------------------ 
 塾は生徒がお金を払い、選抜されてきているところ。だから、静
 かに授業ができる。でも学校は違う。
------------------------------------------------------------
 という意見が出ます。

 須野田社長がその辺りのこともインタビューで語っています。

 少し長くなりますが引用しますね

 2007年1月30日 シャニム No.18
 ------------------------------------------------------------
 須野田:3年ぐらい前から、都内の公立中学校などに頼まれまし
     てね。中にはけっこう荒れている区もあります。

 福島:マスコミにも随分と取り上げられていますし、ものすごい
    危機感を持っているようですね。

 須野田:「うちの先生を教えてくれないか」と頼まれたのですが、
     授業を見たらすごく荒れていましてね。

     先生たちに聞くと「お前の所は生徒が金を払い、選抜さ
     れてきているから、たまたま静かに授業ができる。うち
     の学校の現状を見てくれ。こんな所でできるわけがない
     だろう」というわけです。

     それでちょっと腹が立ちましてね。だったらやりますよと。
 
     そうしたら、生徒がけっこう静かに授業を聞くんですよ。

     校長がそれを見てビックリしまして「うちの先生にその
     やり方を教えてくれないか」と頼まれました。

     それで「こうやったら静かに生徒が授業を受けるんだ」
     ということを講義したんです。(省略)

 福島:どうやって静かにさせるのですか。
 
 須野田:専門用語でレディネスというのですが、効果的な授業を
     するためには、やはりその準備をしないといけない。

     騒がしい中で授業をいくらやっても効果が出ないからで
     す。そこで、最初に起立、気をつけ、礼といって、全員
     がこっちを見るまで待ってから授業を開始する。

     ところがこれをやらずに、いい加減な状況で授業を開始
     するわけですよ。うちはとにかく全員がこっちを見るま
     で待つ。それが最初の戦いです。
------------------------------------------------------------
 ちなみにタイガー山中は、説明するときには必ず

 「ペンを置け! 白板を見ろ!」

 と言って、全員が見るまで説明は始めません。

 逆に、そう言われてもすぐに目をあげない子供、ノートを取って
 いる子供は、やっぱり家に持って帰る「お土産」が少ない・・・

 今回のポイント3つ、家での勉強で使ってみませんか?

 須野田社長のご冥福を心よりお祈りします。


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回の内容は、毎週2回配信しておりますメールマガジンの内容を掲載したものです。

毎回、小学生、中学生の親の皆さんから届いた相談をもとに、親ができる解決策を提案しております。興味のある方は、登録ください。

2010年5月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31