子供に勉強させる理由

2009年2月15日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

今回の不景気は「100年に一度」と称されているそうで、「派遣切り」のニュースが世の中を賑わしたと思ったら、今度は正社員にもその波を押し寄せて・・・

ソニーは1万6000人、パナソニック1万5000人、NEC2万人など大幅なリストラを行うとか。こうなると「派遣は不安定」だから「正社員」にという話には、必ずしもならないのではないかとも思います。

なぜこのようなニュースを取り上げるか?

子供に勉強させる理由としてズバリ言わないまでも、

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大企業に入るために、一生懸命勉強してイイ学校に入る
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という多くの方が頭の片隅に漠然と持っているこの1つの考え方が果たしてこれから先も通用していくのかどうか。

これを考えるためです。

親は自分のこれまで経験してきたことを踏まえて形成された価値観で子供たちにあれこれ話します。

「大企業に入るために、一生懸命勉強してイイ学校に入る」という考え方はこれまで確かにそうであったと思います。

いえ、これからもしばらくはきっとそうであろうと思うのです。

しかし、今回の不景気が「100年に一度」と言われるように、私達親世代がこれまで経験していなかった価値観や社会の変化がこれから起こるとしたらどうでしょうか?

もしかしたら、今の常識を持っていては言っていることが大ウソになってしまうかも!?

すでに4人に一人が「大組織に縛られることなく、自分の未来を自分で切り開くフリーエージェント」という仕事を選んでいるアメリカでは、労働に関する価値観の大転換が起こっているとか。

『フリーエージェント社会の到来』に、こんな風に書いてありました。


いまや、自分のキャリアやビジネスを理解し、社会と経済の未来を知るうえで、この新しい働き方について理解することは不可欠だ。(6ページ)

続けて、


ここ何十年の間、アメリカ経済を象徴していたのは、フリーエージェントとはまったく異なるタイプの人種だった・・・・・

組織人間は、野蛮な個人主義に陥ることなく、高望みせずに「悪くない給料とまずまずの年金、そして自分と限りなくよく似た人たちの住む快適な地域社会にそこそこの家を与えてくれる仕事に就こうとする」と・・・・

・・・子煩悩な親のように、組織はその「子供」たちの面倒を見た。

しかし、1980年代に入ると事情は変わりはじめ、90年代に入ってその変化は一気に加速した。

・・・家族の一部のメンバーに家から出ていってほしいと言うようになったのだ。(9ページ)


日本でも、たとえば、今回、NECは、半導体不況や円高などで純損益が赤字に転落するのに伴い、2010年3月末までにグループ全体で2万人以上の人員削減を実施すると発表しました。

正社員と非正規社員別では、それぞれ1万人以上だそうです。

つまり、「家から出ていってほしい」と。

じゃあ、大企業なんてなくなっちゃうのか?

『フリーエージェント社会の到来』


企業、とくにグローバル企業は、当分消えてなくならない。・・・アメリカ人の4人に1人がフリーエージェントであるということは、4人に3人は組織に勤めているということにほかならない。

消えていくのは中間サイズの企業だ。「規模の経済」の恩恵を受ける企業はとほうもなく巨大化し、国家の規模に近づく。

一方、企業の小規模化もさらに進行し、フローランスやミニ企業は増え続けている。しかし、その中間の規模の企業は、消滅したり、存在感が薄まっていく。

経済の新しい生態系では、たくさんの象ともっとたくさんのネズミが活躍し、その中間サイズの種は滅んでいくのだ。(368ページ)


最近の大企業同士の吸収や合併なんかにもあてはまるのかもしれないですね。

日本でもすでに非正規雇用の比率が34%近くにまでなっているそうです。

正規雇用者と非正規雇用者の推移

でも、今の非正規雇用者は「自発的」な「非正規雇用」出ない人も多いことでしょう。

今回の「100年に一度」の危機を乗り越えた時、「自発的な非正規雇用者」が増え、新しい労働に対する価値観が生まれるのかもしれないですね。

もしですよ、この労働の価値観の大転換が起こるとすれば、一番打撃を受けるのは、今もっとも「成功している親の世代」の子供たちである可能性もあります。

いろいろと勉強して考えないといけませんなあ・・・

でも「総合的な学習」はおもしろいものです。

ぜひこれを機会に考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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