こんにちは、ストロング宮迫です。

親が同じように育てても、兄弟姉妹というのは実に違った育ち
 方をするものです。

 勉強においても、上の子に通じた手法が下の子供には全然通用
 しないことはしばしばで、その逆もまたある。

 同じように育てたはずなのに・・・・

 おもしろいですよね。

 また、子育ては後戻りができないですから、しまった!という
 ことを帳消しにも出来ないし、なかったことにするわけにもい
 きません。

 そういう意味で、子育てというのはそれぞれの子供に対して、
 1発勝負の要素が結構あるとストロングは思っています。

 兄弟がいても、一人ひとり、それぞれ違う方法論で臨まなけれ
 ばならない。

 もちろん、土台となる考え方や方針は同じですけどね。

 その子育ての土台となる考え方や方針を考えたり、決めたりす
 るときに、現在の与えられた環境というのが前提になります。

 都会の人は都会の、田舎の人は田舎の環境がある。日本におけ
 る教育事情も、これまでの歴史もある。

 私達はまず最初にそれらの制約を受けるわけです。
 
 そこでこんな風に考える人が一定の割合で出てきます。

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 私の考えでは、子供は十五、六までは、たっぷり遊ぶことが仕
 事である。
 
 学校は友達と楽しく遊ぶための場所であってつめこみ勉強をす
 るところであっては困る。
 
 思い切り遊ぶ。ただし本だけはしっかり読む。
 
 絵を画く。最低一つの楽器はこなせるように音楽を楽しむ。
 
 そんなことをしているうちに、十六、七になったときに何か目
 標を見出して、勉強しようと思い立ったらしめたもの。
 
 その時こそ血の小便が出るまで必死に勉強する。

 これが私の考え方なのだが、こんな教育を日本でしたら子供た
 ちはたちまち「落ちこぼれ」として人生の出だしですでに失格
 とされてしまう。
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 これは漫画「美味しんぼ」の原作で有名な雁屋哲さんのHPに
 ある「シドニー子育て記」からの引用です。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」

 雁屋さんがこのような考え方に行きついたのは、単に受験の失
 敗の辛さを子供に味あわせたくないということではなかったと
 詳しく述べられています。

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 私自身受験勉強をくぐり抜けて来た人間である。大学受験は二
 度失敗し二年浪人した。(省略)

 ・・・・二年目はまさか不合格になるとは思わなかったので心
 底こたえた。しかし、私はその浪人生活が辛かったから子供た
 ちに入学試験を受けさせたくないと言う訳ではない。

 実際の受験以前に、受験勉強しかさせない学校教育を子供たち
 に受けさせるのがいやだった。それは私自身が味わった学校教
 育である。
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 ・・・・・その私の期待は、中学に入ったら消し飛んだ。

 「飛ぶ教室」に出て来るような知的で深い心を持った教師には
 一人も出会わなかったし、第一、教師達は高校受験のことしか
 私達に言わなかった。

 学校中ががさついていて、知的な潤いは一切無かった。およそ
 文化と言う物とは無縁だった。

 高校はもっとひどかった。都立高校だったが旧制中学の時は士
 官学校に進む生徒を沢山出したと言うことを誇りに思っている
 ような学校で、士官学校の代わりに、今度は有名大学に進学す
 る生徒を増やすことが学校全体の目的だった。
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 とまあ、こういう経緯で、日本の「学校教育を子供たちに受け
 させるのがいやだった」と書かれているわけです。

 で、雁屋さんは「教育難民」となってオーストラリアに飛び出
 すことになるわけですが、詳細についてはHPを読んでみてく
 ださい。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」
 
 雁屋さんには雁屋さんの経験があり、子育ての考え方がある。
 
 ストロングにもストロング自身の経験があり、ストロングなり
 の子育ての考え方があります。

 皆さんにもあるでしょう。

 だから、賛否はどっちでもいい。

 しかし、考えてほしいのは、今ご自身が持っている子育てに関
 する考え方や方針は自らの経験を咀嚼し、教育事情をしっかり
 吟味し、悩み、考えに考え抜いた上で決めたものなのかという
 ことなのです。

 雁屋さんは考えた末にオーストラリアに飛び出した。

 では、日本に留まっている私達は考えに考えた上で、子育てを
 やっているのだろうか。

 「勉強をしていると将来の選択肢が広がるから」

 と子供を塾に丸投げしたりするのは考えたことには、いや考え
 る以前の問題だと雁屋さんの子育て論を読んで感じました。

 お時間があったら、ぜひ読んでみてください。

 それが「どういう方針で子供たちを育てていくのか」を真剣に
 考えるキッカケになれば幸いです。

 その考え方の中で「受験」や「勉強」の位置づけや動機付けも
 決まってくるはずです。

 ストロングは雁屋さんと違って、受験っておもしろいし、イイ
 経験になりますよ!と思っています。

 無味乾燥な毎日に潤いや生きている実感を味わい、生きる意味
 を考える際に誰でも平等に与えられる機会、それが受験。

 まあ、それくらい思っているので雁屋さんとは少し意見も違う
 のですが、意見が違っているものを読むことがあなたの考え方
 や方針をより固めることになると思います。

 「雁屋哲のシドニー子育て記」
 

 シドニー子育て記を読んでさらに深く知りたくなったら、本も
 出ています。

 「シドニー子育て記 シュタイナー教育との出会い」雁屋哲
 
 ちなみに雁屋哲さんはストロングが大きな影響を受けた漫画の 
 1つ「男組」の原作者でもあります。

 「男組」 

 

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