高額教材を買うべきか買わないべきか?


 今回は最近も「多い相談」教材について書きます。

 教材といっても、特に高額の教材についての相談です。

 なぜ高額の教材についての相談が多いのかはよくわかりませんが、
 もしかしたら教材会社の倒産や業務停止命令などの報道が多くな
 っているからかもしれません。

 マスコミで報道され、ストロングが目にしたのは、
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 2007年3月2日

 学習研究社が100% 出資している学習塾「学研ジー・アイ・シー」
 と関連会社の学習塾「学伸社」が、特定商取引法違反にあたるとし
 て、 経済産業省は2社に対し3月3日から6ヶ月間の業務停止命
 令を受けた。

 2社は学研の教材を販売し購入した小中高校生らを対象とした塾を
 経営しているが、 業績不振のため講師が足りず十分な指導ができな
 いことを知りながら「人数制限している」 などと虚偽の説明をして
 生徒を勧誘したとされる。学習塾が同法違反で業務停止命令を受け
 たのは初めて。
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 2007年10月4日

 愛知、岐阜、三重の各県は4日、虚偽の契約内容を告げて高額な学
 習教材を訪問販売したとして、特定商取引法に基づき京都市中京区
 の訪問販売会社「インヴィーオ(通称・個別指導イプレ)」に5日
 から3カ月間の業務停止を命じた。

 愛知県などによると、同社の社員は「子供に家庭教師はいかがです
 か」などと電話した上で訪問。契約書には教材の購入を記しながら、
 「セットで書く決まりになっている」などと言って、家庭教師派遣
 だけの契約と思い込ませていたという。

 昨年4月から今年8月にかけ、3県で計95人から各県の消費生活
 センターなどに相談があり、契約額は計約6510万円に上るという。
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 その他、類似の相談については、消費生活相談データベースが詳し
 いです。

 → http://datafile.kokusen.go.jp/wadai/kateikyoushi.html

 最近は、「安い月謝の家庭教師」と「高額教材」を抱き合わせにし
 たものの相談が多いようです。

 なので、以下、ストロングの考え方を改めて紹介する次第です。

 
 中1 Kの母さん
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 はじめまして。中1と小4の男の子の母です。
 メルマガ、いつも楽しく拝見しています。

 男の子二人、どちらのことも相談させていただきたいのですが、ま
 ずは上の中1の子のことでご相談させてください。

 まずは、本人の様子がわからないとご相談しづらいのでお話させて
 ください。

 上の子Kは、よく言えばガッツのある、スポーツ馬鹿の中1です。

 (省略)

 中学に入学してからは、毎日、暇さえあれば部活三昧。部活が終わ
 ってからもあちこちのコートへ流しのような生活。

 それでも、勉強は、中間が471点で6番(150人中)、期末は
 440点台。まだ結果が出ませんが、同じくらいの順位のようです。

 ただ、通っている中学が市内でももっともレベルが低いと言われて
 いる中規模校です。なので、母はいい気になってはいけないと心配
 しておりました。

 そんな中、子供が訪問販売の「T出版」の業者テストを受けてみた
 いと言い、受け、その結果が昨日、セールスマンが持って、「学習
 アドバイス」に来てくれました。

 来る前に、最近のテスト答案用紙を準備しておくようにと指示され
 ました。

 そして、来ると、セールスマン曰く「テストは5年生から中1の内
 容です。偏差値は63、志望校はぎりぎりです。注目すべきは、各
 科目の中でも得意不得意分野がはっきりしていて、こんなグラフは
 めずらしいです」とのことでした。

 さらに、中間から、期末と点数がダウンしていることで【今の勉強
 法が間違っている】【このままでは志望校に合格するのは難しい】
 と言われました。

 本題に入るのが長くなりましてまことに申し訳ありません。

 【今の勉強法が間違っている】【このままでは志望校に合格するの
 は難しい】この言葉は母にはぐさりときました。

 塾に行っていない息子は、私が与えた教材を言われたようにやって
 いたからです。

 3月からZ会をはじめ、4月からはラジオの基礎英語を朝夕聞くよ
 うにさせました。

 また、日記は、小学校1年からつけさせ、なるべく新聞の記事を欄
 外に1件かかせるようにしてましたが最近は、反抗期でなかなか書
 きたがらないのを無理やりですが、書かせています。

 定期テストの2週間前は、普段の勉強が足りない分教科書と学校か
 らの問題集をやり、私が作成した模擬テストや、社会などは、私が
 いろんな参考書、ノート、教科書からまとめたノートを読ませ、2
 週間の勉強計画、結果もチェックしていたのです。

 (省略)

 本人も、セールスマンの話を聞いて、「今までの方法ではいけな
 い」「でも3年続けるときめたZ会をやめて、このセールスマンの
 教材でやるのも不安」と戸惑ってしまったのです。

 教材は、テキストと3ヶ月のみの電話フォローで78万円します。

 内容は、3年間の要点がつまった参考書1冊と1年分が各教科30
 ページにしぼった基本のみのドリル等です。

 ビデオなどのオプションをつけると100万を超えるとのこと。。。

 3時間のセールスマンの説明に、息子は洗脳され、私は【このまま
 では受かりません】【お母さんは苦労損】と言われ、その言葉が耳
 に残って、もし本当になったらととても自信がなくなり、不安にな
 ってしまいました。

 昨夜から、ずっとこのことばかり。。。思いにふけっており、意を
 決してメールさせていただきました。

 私の息子に対する勉強させ方、このままではいけないでしょうか。。。

 このT出版の教材はそんなにいいものなんでしょうか。

 【あとで後悔するのはお宅ですから】の捨て台詞とともにセールス
 マンの言葉とはいえ、これから2年半、どうやって勉強させていけ
 ば、この子のためになるかと真剣に悩んでおります。

 もし、お時間がありましたら、どうぞ、お言葉、お叱り、なんでも
 結構ですので、よろしくお願い致します。
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 同じような経験をされた方は多いのではないでしょうか?

 皆さんなら、どうします??

 こういう訪問販売などでよく使われる手法が、まず「実感できる恐
 怖」を示し、そのあとでその「恐怖」を解決できる「秘策」がある
 と話を進めていくのが一般的です。

 うまい営業マンは、最初の「実感できる恐怖」をいかに提示できる
 かがポイントになるわけです。

 Kの母さんには、この「恐怖」の提示がはまった!ということでし
 ょう。

 まあ、高額であろうが、低額であろうが、ご本人が納得して購入さ
 れるのであれば、問題ありません。

 では、相談の答えとしてはどうなるか?

 ストロングの「答え」は単純です。
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 T出版の教材は、買うべきではない!
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 これで、いいと思いますよ。

 ただ、念のため申し上げておきますが、ストロングはT出版って、
 どこなのかも知りません。また、どんな教材なのかも知りません。

 それでも、T出版の教材である必要はないと断言します。

 なぜだか、わかりますか?

 それは、
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 あとで後悔しないためにです(^_^)
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 ???かもしれませんね!

 親は、我が子のために何かしてやりたいと考えます。

 そこで、まず、考えるのが「お金」を使うこと。これは非常にわか
 りやすいですからね。

 そして、困った状況になったときに、更に「お金」を使うことを考
 えます。

 皆さん何を思うのでしょうか?

 それは、Kの母さんと同じ、
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 あとで後悔しないためにです
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 テストの点数は下がった!このままで大丈夫?という状態の上に、
 「80万をケチッって、この子の将来を台無しにしたら??」なん
 て思うわけです。

 それなら80万なんて、ちっとも惜しくない!とか。

 ただ、ちょっと待ってください!

 ストロングはこれまで、合格した親、不合格だった親など多くの方
 を見てきました。

 後悔しないためにと高額の教材などに、ふんだんに「お金」を使う
 親もいらっしゃいました。

 中には、こういう100万弱の教材を別の会社からそれぞれ1セッ
 トずつ購入されたツワモノもいましたぞ!

 本棚の教材を見たら、ほとんど封さえ切っていませんでしたが・・・

 別にふんだんに「お金」を使うことが悪いこととは思いません。

 ただ考えてほしいのは、入試の前日に、
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 お金を惜しみなく使ったから、後悔はない!
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 なんて、思えるかどうかということなのです。

 どうでしょう?

 もし、受験に失敗すれば、間違いなく、あ「あのとき」のお金の
 使い方を悔やみます。

 もっといろいろと「お金」を使うべきだったと。

 一方で、あれに「お金」を使うべきではなかったという後悔もあ
 ります。

 まあ、受験に失敗すれば、いずれにせよ、後悔してしまう(>_<)

 後悔しないつもりでしたのに、後悔をしてしまう。

 これが、ストロングにとって一番残念に思うことです。

 ただ、入試の前日に、
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 やれることはやったから、後悔はない!
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 と思える親も存在するのです。

 こういう親は、結果として、受験に失敗しても後悔しない親です。

 厳密にいえば、まったく後悔がないわけではないですけどね。

 ただ、今回の失敗を次につなげていくことができる親です。

 受験で人生のすべてが終わるわけではありませんから、このこと
 はすごく大切なことです。

 その違いは、何か?

 それは、
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 「お金」の代わりに、「時間」を使った親
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 なのです。

 今回の教材で考えると、テキストと3ヶ月のみの電話フォローで、
 78万円だそうです。

 今から1年間、78万円分のKの母さんの「時間」を使うのです。

 もし、働いていらっしゃるのであれば、月々6万円分は仕事を少な
 くして、子供の勉強につき合うのです。

 時給1000円で計算すれば、1ヶ月で60時間になります。

 これで6万円なり!これを1年続ければ、計72万円なり!

 高額の教材を買って、「ハイ、これやりなさい!」といって渡すの
 はラクで簡単です。

 でも、成果なんて誰も約束はしてくれないのです。

 それより、

 ◆ 勉強の効率を良くするために、親は何をすべきか?
 ◆ もっと成果をあげるために、親は何をすべきか?

 を考え、今より1日あたり2時間ずつ子供のために時間を使う。

 教材は78ま円ですから、予算はさらに6万円余ります。

 この残りの6万円分で市販の教材だって十分買うことができます
 から、いろいろとトライだってできます。

 6万円も市販の教材を買おうと思ったら、それはもう狂ったよう
 に好きなだけ買うことができます!

 また、
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 さらに、中間から、期末と点数がダウンしていることで【今の勉強
 法が間違っている】【このままでは志望校に合格するのは難しい】
 と言われました。
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 こんなこと言われたら、ドキッとしますよね(◎_◎)

 でも、
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 中間が471点で6番(150人中)、期末は440点台。まだ結
 果が出ませんが、同じくらいの順位のようです。
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 が本当なら、学年全体の平均点も下がったハズです。それなら、成
 績は下がってはいないはずなのです。

 さらに、
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 セールスマン曰く「テストは5年生から中1の内容です。偏差値は
 63、志望校はぎりぎりです。注目すべきは、各科目の中でも得意
 不得意分野がはっきりしていて、こんなグラフはめずらしいです」
 とのことでした。
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 これだって、各科目の中でも得意と不得意がはっきり分かれている
 ことは、どちらかといえば良いことなのです!!

 確かに、もったいないといえばそうです。

 ですが、不得意がはっきりしているということは、これからの勉強
 の課題もはっきりと決まります。

 「どこから手をつけたらいいの!?」

 なんて状態が一番やっかいですからね(^_^)

 不得意の単元に的を絞って、市販の教材を買うなら、6万円もあれ
 ば、もう売るほど買うことができるでしょう。

 ぜひ「入試に前日に後悔しないために、どうするのがいいのか?」
 という観点からお考え下さい。

 ちなみに、
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 内容は、3年間の要点がつまった参考書1冊と1年分が各教科30
 ページにしぼった基本のみのドリル等です。
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 とあります。

 とうことは、主要5教科で考えれば、

 参考書5冊に、5教科×基本ドリル30ページ=150ページの分
 量になります。

 「必殺参考書」を特別に1冊1万円と見積もって、計5万円。

 残り73万円÷150ページ=1ページ当たり4866円なり!

 基本ドリルが1枚約5000円という計算になります。

 「秘儀を盛り込んだ必殺プリント」1枚に5000円の付加価値が
 あるか?

 ストロングが作ったプリント1枚にそれだけの価値がつけられるか?
 と聞かれれば、間違いなくノーです。

 プリントに価値があるのではなく、それをどうやるかに意味がある
 わけです。

 前にも書きましたが、それなら、市販の1000円くらいの基本の問
 題集を同じもの3冊買って、3000円使って、あとは親の時間を使
 うほうがよほどいいと思います。

 営業マンのトークに危機感をもったお子さんであれば、また、今くら
 いの成績を取っているならば、家庭で十分やっていけますよ!
 
 Z会の添削もちゃんと出すんですよ! 使い倒してモトを取れ!


最後までお読みいただきありがとうございます。

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