教育は入試から始まっている

2008/04/05
  
 こんにちは、ストロング宮迫です。

 先日、こんな記事を読みました。

 2008年04月02日 朝日新聞
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 大学院入試問題使い回し 福岡県立大で昨年2、3月実施 

 福岡県立大(福岡県田川市)が07年3月に実施した大学院看護学
 研究科の追加入試の問題が、同年2月の入試問題とほぼ同じだった
 ことが分かった。

 同年3月17日に追加入試を実施したが、英語の全問題と専門科目
 のうち「共通科目」の問題が2月の入試と同じ問題だった。追加入
 試は4人が受験、2人が合格した。

 研究科長は「学部の試験や一般入試と時期が重なり、別の問題を作
 る余裕がなかった」と説明したという。
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 すでにこの種の問題については、昨年6月に報道された記事をブロ
 グにまとめました。

 大学入試問題1割外注、18大学は全教科

 この記事を読むと、「入試問題を作成する」のは大学の先生にとっ
 ては、迷惑以外のなにものでもない・・・という感じのニュアンス
 が伝わってきます。

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 作問のために教員になったのではない
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 教科によっては『外注したい』という意見も出た
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 そういう風潮がある一方で、先生によっては、
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 大学の教育は入試から始まっていると考え、自前で作ることを貫い
 てきた」と振り返る。
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 というコメントもありました。

 ストロングは、この先生の考えに賛同します。

 これは大学受験に限ったことではなく、中学受験・高校受験におけ
 る入試科目や問題の内容などは、その学校の求める生徒像を映し出
 す鏡。

 細々とした学校の中身については、入って見ないと分からないけれ
 ど、入試問題を見れば、学校側の求める生徒像はよくわかります。

 ◆関西の中学受験難関校では算国理の3教科で実施する
 ◆高校受験において独自問題を課す

 という目に見える形でのシステムはもちろんそうですが、入試問題
 の内容、問い方においても、その学校の哲学や思想が出る。

 「入試問題の選定」、もうそこからその学校の教育は始まっている
 と思うわけです。

 それを
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 学部の試験や一般入試と時期が重なり、別の問題を作る余裕がなかった
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 と言うのは、学校側のポリシーがなきに等しいと言われても仕方が
 ないんじゃないでしょうか。

 入るときに、学校の基準やポリシーがなければ、入ってから生徒を
 教え導いていくときに問題が出ないのか?

 求めてもいない生徒が多数を占めた学校は果たして機能するのか?

 疑問はつきません・・・

 3月に慶応大学が公認会計士の合格者数が33年連続で全国1位だ
 ったという記事も紹介しました。

 慶応大学 公認会計士の合格者数33年連続で全国1位
 
 その中で、慶応の黒川教授は、
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 義塾出身者の合格率が高い理由として入学制度を挙げた。一般入試
 では商・経済学部では数学を課しているため、文系学生に数学的セ
 ンスを持った学生を内在しているという。
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 商学部・経済学部では数学が課せられない大学がほとんどでしょう。

 それはそれぞれの大学の求める生徒像が違うのだからイイ。

 ただし、数学を試験科目に課さないでおいて、「最近の生徒は数学
 の素養がない、基礎がなっていない」というのは、ヘンだと思うの
 です。

 しっかりした考え方があるところにイイ人材はやはり集まる。

 そのしっかりした考えの一番最初に当たるのが「入試問題」だとス
 トロングは思います。

 ぜひ偏差値や実績だけでなく、そんな見方でも入試問題を見てみる
 とおもしろいんじゃないかと思います。

 最後に上記の話を頭に入れて、この記事を読んでみてください。

 ダイアモンド・オンライン
 「経済学部の学生を不幸にする、数学力を問わない入試制度」

最後までお読みいただきありがとうございます。

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