受験料で12億って!?

 2008/03/10

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 さて、現在さまざまな教育に関する「改革」と言われるものが議
 論されています。

 昨年の末でしたか、大学入試制度の改革の素案というのが出てい
 たと思います。

 すなわち、
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 18歳人口の減少と大学の学生収容力の高止まりの中で、入学希
 望者全員が大学に入れる大学全入時代が到来

 推薦入試、アドミッション・オフィス(AO)入試の増加により、
 入試による学力の担保機能が低下。大学入学時に必要な学力が備
 わっていない学生が増加・・・・・
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 そのために今度は、
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 高卒学力テスト(仮称)の導入を検討

 対象者は国公私立、選抜方法を問わず、大学進学志願者全員が必
 ず受験。受験科目は学習指導要領上の必修教科・科目とし、全科
 目合格者に大学進学資格を付与を検討・・・・
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 とまあ、いろいろと案はあるようです。

 そんな中で、九州大学、筑波大学、一橋大学では、AO入試を取
 りやめるという記事がありました。

2008年02月15日 asahi.com
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AO入試、廃止の動き 九大・筑波大など 「成績低い」
面接などを重視して合否を決めるアドミッション・オフィス(AO)入試について、廃止を含む見直しの動きが国公立大で広がっている。九州大法学部は、通常の学科試験を受けた学生よりも入学後の成績が低い傾向があるとして、2010年度入試から廃止する方針を決定。筑波大や一橋大も一部で廃止を決めた。AO入試を導入する大学は私大も含めて増え続けているが、「学力低下を招く」との批判も出ており、AO入試は転機を迎えつつある。


AO入試は従来の学科試験と異なり、面接や論文、志望理由書などで受験生の個性や、やる気を判断する制度。九州大は筑波大や東北大などとともに国公立大では初めて00年度に採用した。現在は法、理、医、歯、薬、芸工、農の各学部と21世紀プログラムで実施している。法、薬学部と21世紀プログラム以外では大学入試センター試験の受験も必要だ。

九大によると、法学部には前・後期試験のほか論文や口頭試問などで選ぶAO入試の3種類があるが、試験別に入学後の成績を比較したところ、AO入試で入学した学生の成績がほかよりも低い傾向にあったという。センター試験を課す学部では目立った差がなく、基礎学力の不足が原因と判断、廃止を決めた。法学部の募集人員は30人。

九大アドミッションセンターの武谷峻一教授は「導入から約10年で検討の時期に来ている。3種類の入試を実施する煩雑さも理由の一つ」と説明。薬学部はセンター試験を、農学部は小論文を新たに課すなどの変更を検討している。

筑波大は09年度入試から、国際総合学類のAO入試(筑波大はAC入試と呼ぶ)を廃止する。定員は4人で、筑波大アドミッションセンターは廃止の理由を、「きめ細かく検討して時間をかける割に、他の入試で入った学生と目立った違いがなかったため」とする。

鳥取大はこれまで工学部8学科のうち7学科で実施していたAO入試を08年度に機械工学など3学科で廃止した。07年度の入学者は3学科で計9人。入試課は「求める人材と入学者が合わない学科があった」と話す。

一橋大商学部も09年度入試から廃止。学力を確保するため、センター試験などを課す推薦入試を新たに始める。秋田県立大も09年度入試からシステム科学技術学部電子情報システム学科のAO入試をやめる。

AO入試は00年以降、急速に増えている。「大学全入時代」を控え、学生の確保などを目的に大学が入試の多様化を進めたことが背景だ。

07年度入試では私大も含めて全大学の約6割に当たる454大学が実施。推薦入試で入った学生が21万6000人、AO組が4万2000人で両方を合わせると全入学者の4割以上を占める。

こうした広がりとともに「学力低下」の一因とする声も上がり始めた。11月解禁が原則とされる推薦入試のように時期的な縛りもないことから、学生の「青田買い」につながっているとの指摘もある。学力水準を保つため、中央教育審議会の作業部会は推薦・AO入試への一定の学力試験の導入を提言している。

文部科学省の担当者は「一部の大学はAO入試を安易に使いすぎている。きちんと時間をかけて受験生の能力をみていない」と話している。

〈河合文化教育研究所の丹羽健夫・主任研究員の話〉 AO入試を見直す大学は今後、増えるだろう。「小論文を中心に試験をしてみたものの、採点がしんどい割に、学力の高い学生が入ってこない」といった話が聞こえてくるからだ。

AOは本来、教科の学力以外に、学生の隠れた能力を発掘するもの。試験官に相当の熱意と学識がなければできない。まずは、そんな試験官が学内にいるかどうか見極めたうえでAOを導入すべきだ。いったんAOを始めたからには、早々に投げ出すべきではない。

定員割れを防ぐため、AOで早めに学生を確保しなければならない大学も多い。そんな大学に「入ってくる学生の学力を確かめろ」と言っても無理がある。むしろ、受け入れた後に補習などできっちり面倒をみる態勢を整えるべきだ。
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 この記事にもありますが、一部の難関大学を除けば、AO入試は、
 定員割れを防ぐため、早めに学生を確保しなければならない、い
 わゆる「青田買い」の性格が多分にありました。

 でも、生徒が仮に集まっても、機能しない・・・

 どういうことかというと、塾なんかでもそうですが、レベルが違
 う生徒を同じ教室で同じ言葉で授業をするというのは、めちゃく
 ちゃ難しい。

 ストロング程度の腕ではもう不可能に近い・・・と思いました。

 おそらく大学でも同じようなことが起こっていると思います。

 ただ人を集める、生徒を集めるで終わりではなく、そのあと、勉
 強を教えなくちゃいけないわけですから。

 同じ内容をしゃべっても、理解できる人とまったく理解できない
 人がいる。

 あれ・・・言い方がまずかったかな?と思って、違う言い方で話す。

 でも理解されない。

 これはものすごい労力がかかるんですね。結局は補習をするなど
 して、どこかで補わないといけない。

 それをするくらいなら、青田買いはやめよう! こういうことだ
 と思います。

 でも、このAO入試をやめられるのは、上位の大学、知名度があ
 って、青田買いしなくても生徒が集まる大学になってくると予想
 されます。

 本来、AO入試は、
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 教科の学力以外に、学生の隠れた能力を発掘するもの
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 と言われてきました。

 でも、それが行われているのはほんの一部の大学だけで、あとは
 「生徒集め」「定員割れ」を防ぐための手段でしかなったという
 わけです。

 先日、大学受験を担当する先生と話す機会があったのですが、そ
 の先生の長年の感覚では、関西の難関といわれる私立大学のハー
 ドルが以前と比べてずいぶん下がったという話を聞きました。

 特に某大学などは、何でも来い!という感じだよという話でした。

 これはあくまでもその先生独自の感覚なので、事実かどうか定か
 ではありませんが、今やろうとしている入試問題の相互利用、大
 学独自の試験科目を課さないセンター試験による合否の判定・・・

 これらはいずれ大学に、同じ言葉で「理解できる人」と「理解で
 きない人」を呼び込み、それが大学自身を苦しめる種になってい
 るのではないか?と思わずにはいられません。

 今儲かっていても、そのあと膨大なコストを支払う時が来る。

 ストロングは、そう思っています。

 読売新聞 「高校の実績水増し“効果” 関関同立の収入12億円」
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 大学入試センター試験だけで合否を判定する入試方式で関関同立
 (関西学院、関西、同志社、立命館)の4私立大に合格した者の
 うち、実際に入学するのは10人に1人もいないことがわかった。

 関関同立側は募集人数の7?12倍の大量合格者を出しているが、
 それでも募集人数を確保できない定員割れが出ている。私立高校
 が合格実績水増しのため入学意思のない生徒を多数受験させたこ
 とが一因とみられる。

 同方式による今春の志願者は4私立大で延べ7万人を超え、受験
 料収入は総額約12億8000万円に上っており、大学側の経営
 上のメリットが大きいことも明らかになった。
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 儲かっているその美酒の中に儲からなくなっていく原因が潜んで
 いる。成功体験には、次のステージでの衰退の要因がある!

 というのは、ストロングが思っているだけなのですが・・・

 しっかり親の目で今の教育改革と呼ばれるものを見ておくことです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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