「おしゃべりなイチロー選手はどうも・・・!?」

こんにちは、ストロング宮迫です。

巷では、イチロー選手の大記録が大きく報じられ、WBCに続いて、やんやの喝采を浴びています。

このメルマガでは、子供の勉強に関わる親の方がイチロー選手から学べることをこれまでいくつか取り上げてきました。

イチロー選手に学ぶ 

ただ天の邪鬼のストロングは全国民がフィーバーしていることには急速に興味を失ってしまいます。日の当たらないところを好んで歩くタイプですからね。

 

それに最近の「おしゃべりなイチロー選手」は、どうもストロングには、しっくりこなくて・・・・

もちろん大記録を打ち立てたイチロー選手はすばらしい! 文句はありません。ストロングが興味を失っただけですから。

では、日の当たらないところを好んで歩くストロングが誰に目が向くかといえば、それはもうヤンキースの松井秀喜しかいません!

順調にキャリアを積んでいた松井選手は2006年に左手首を骨折、2007年右膝、2008年左膝と続けて内視鏡手術を行い、今ではレギュラーの座も保障されず、トレードの噂も絶えない・・・

究極の選択があるとして、「イチロー派」か「松井派」かと問われれば、ストロングは即座に「松井派」と答えます。

作家の村松友視さんはイチロー選手をこんな風に表現しています。


イチロー選手は、流暢に言語を駆使してインタビューの受け答えをするタイプだ。そして、質問に答えるというより、瞬時に頭の中で構築した表現をあざやかに連発し、インタビュアーに与えてみせるような場面が多い。

「聞かせゼリフ」を自ら発して、目の前の記者たちを説得し、彼らがその「聞かせゼリフ」をそのまま書くような流れをつくっている雰囲気が、時どき伝わってくる。

これはイチロー選手の取材記事を読む醍醐味ともなっているし、基本には独特のサービス精神があるのだろう。

ただ、それはもちろん平常心や自然体というよりも、頭の回転、言語感覚、選手としての確乎たる自信、コメントにあたっての明確な方向性、自己顕示欲とサービス精神の不思議な融合など、イチロー選手にそなわったさまざまな才能が、シェーカーで振られたカクテルのような世界であるにちがいない。


「七割の憂鬱」 村松友視著

では、村松友視さんは松井選手をどんな風に見ているのか?


たとえば、手術のあとのインタビューのときの松井秀喜の内面に、辛く暗いものが存在しないはずはない。

インタビュアーは、そんな松井の気持には追いつかぬのを承知の上で、しかしできるかぎり松井秀喜の気持を慮って、質問の言葉を選ぶ。

松井は、そういう状態でマイクを向ける相手の気持のレベルを受け止め、誠実に実情を報告する。もちろん、報告すべき内容を、である。

しかし、そこには相手の気持を忖度する者同士の、同じレベルでの心の交流が、一瞬にして生じるのだ。

インタビュアーは、松井秀喜と普通の話を通わせたあげく、彼の口から出た普通の言葉の中にある深い意味を探り当てる。そのような奇妙な体験を、インタビュアーが実感しているのではないかと、私は勝手に想像しながら、画面を見たり、記事を読んだりしている。


本当にそうだろうなあとストロングも思います。

わからないって!?

そうかもしれませんね。
 
では、これはどうでしょうか?


松井秀喜の他の日本人選手にない大いなる魅力は、相手投手の「魂を折るヒット」を打つという一大特徴にあるのだ。
これもわかんないって!?

だんだん意地になってきましたが、これでどうだ!


 三割打ってもあとの七割の憂鬱が残る。だが、その七割の憂鬱の中に、他のプレーヤーにない魅力をはらんでいる松井秀喜。
もっとわかんないって!?

この「たぶんわからないかも!?」という文章を次々と引用したのはこうした村松さんの両選手への視点は、親が子供を見るときに持っておいていい「視点」ではないかと思うからです。

いや、無意識のうちでも、こうした「視点」で親は子供を見ているはずです。

子供が「発する言葉」の奥底の意味やたたずまいや成長の過程。

その見ていることを言語化すると、村松さんが書かれているような内容になるんじゃないか。

親は感覚だけではなく、もっともっと子供の言葉や態度を突き詰めて考えていく必要があるんじゃないか。

村松さん曰く、


私は野球関係者でもなく、専門家でも経験者でもなく、一般のファンと同じレベル、つまりテレビ観戦と主にスポーツ紙でない一般紙による情報から、松井秀喜を感じ取っているにすぎない。
球場へ行ったり、松井選手に直接会わずとも、村松さんは間接情報だけでここまで迫っている。

間違っているかもしれない。

けど、こうして考えることが喜びでもあるような気がします。

かつて「私、プロレスの味方です」という本でプロレスにおける新しい見方を提示し、プロレスのジャンルを掘り下げてみせた村松さん。

子供を見ている感覚を言葉に表してみませんか?


親の魂を折るテストの点数を取ってくる我が子
なんていうのはダメですからね!

美しくいきましょうよ!

 
「七割の憂鬱」 村松友視著
  

「MODESTY 松井秀喜つつしみ深い生き方」 伊集院静著
 

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