「このメルマガもとうとう9年目に突入!?」

 2011年10月30日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

すいません、まるまる2週間メルマガを配信しませんでした。

 多くの方、といっても数十人の方ですが、「病気か?」はた
 また「パソコンの不調か?」、「やめちゃったの?」などな
 どご心配のメールをいただきました。

 余計な気を遣わせてしまってすいません。特に事件も起こっ
 ていませんし、体調不良でもありませんのでご安心下さい。

 この10月25日でこのメルマガもとうとう9年目に突入と
 相成りました。

 長かったような、あっという間だったような、8年間を記念
 してなんか皆さんのためになるような特別なことを書きたい
 なあと思案しておりましたが、その思案の挙句が、創刊以来
 初めての2週間ブッチーという体たらく、トホホ・・・

 そもそもは2週間前にこれを読んだくらいからどうもおかし
 くなっちゃった。

 秋葉原事件 加藤智大の軌跡  中島岳志著
 http://tinyurl.com/3ut27hv

 この本については自分の考えがまだうまくまとまらないので
 別の機会に譲りますが、まあ、「特別なこと」なんて柄にも
 ないことを考えずに、これからまた週2回のペースで頑張り
 ますので引き続きよろしくお願いします。

 さて、ここ最近では、小学生、中学生、ときには高校生も含
 んでいますけれど、ストロングが生徒たちに読ませたり、見
 せたりした本や映画のことを書いてきました。

 もはや懐かしい2週間前のメルマガでは、

 完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上
 http://tinyurl.com/3k855mo
 を紹介しました。

 しかし、これらの本に全然反応しない子供たちというのも、
 存在します。

 たとえば「昆虫なんて興味ねーし!」

 という子供だっている。お宅はどうでしょうか?

 気をつけてほしいのは、我が子が「ファーブル昆虫記」なん
 かを熱心に読んでいる姿を見て大いに満足している親もいる。

 もっといえば、親の自己満足や見映えのために「ファーブル
 昆虫記」を読ませる親だっている。

 そもそも本は「何かに役立つから読む」という姿勢が個人的
 にはストロングはキライです。

 たとえば「国語の成績を上げるために本を読む」

 本当にやめてほしいと心から願っています。

 だってそれって結局国語もよくならないし、本をキライにす
 る大きな原因になると思っているから。

 将来、大きな楽しみの1つ、人生の柱にもなり得る読書をク
 ダラナイ押しつけでイヤになって機会損失をしてほしくない。

 本は楽しいから読むんだ!! 

 これはあくまでもストロングの立場なので、皆さんに押しつ
 ける気はありませんが、少なくとも親であるあなたの妙な押
 しつけやプライドが原因で本をキライにはしないでほしいと
 思っています。

 さて「昆虫なんて興味ねーし!」という子供たちも数多くい
 るわけですが、「ファーブル昆虫記」なんか読まねえ!と言
 っていた中学生に先日「これなんかどう?」1冊渡してみま
 した。

 心にナイフをしのばせて 奥野修司著
 http://tinyurl.com/3r29qxs

 この本の紹介文はこうなっています。
----------------------------------------------------------
 1969年春、横浜の高校で悲惨な事件が起きた。入学して間も
 ない男子生徒が、同級生に首を切り落とされ、殺害されたのだ。

 「28年前の酒鬼薔薇事件」である。

 10年に及ぶ取材の結果、著者は驚くべき事実を発掘する。殺
 された少年の母は、事件から1年半をほとんど布団の中で過ご
 し、事件を含めたすべての記憶を失っていた。

 そして犯人はその後、大きな事務所を経営する弁護士になっ
 ていたのである。
----------------------------------------------------------
 まあ、内容は読んでいただくとして、「本を読まない」中学
 生が激しく反応しておりました。

 そして、2日ほどして「もう読んだ」と。

 「センセイ、これってノンフィクションっていうんですよね?」

 「まあ、そうだな」

 「オレ、ノンフィクションがいいですわ。ちょっとエグイけど」

 さらに「次はないか?」とのことでしたので、ここでも紹介し
 たこの本を渡しました。

 少年リンチ殺人 ムカついたから、やっただけ
 日垣隆著  http://tinyurl.com/3zfq2m9

 「センセイ、もう用意してたの?」

 「というか、オレなりのグループ分けだよ。前の本を読んで感
  じたり思うことがあれば、これっていうね。」

 その中学生は今、これを読んでいます。

 凶悪 ある死刑囚の告発 新潮45編集部
 http://tinyurl.com/4xx7v6f

 本の選択には皆さんも賛否あると思うんですが、ストロングは
 「おもしろい」と思えるものなら、いいんじゃないかと考えて
 います。

 とにかく

 「寝る時間だけど読みたい」
 「隠れてでも読みたい」

 そんな経験を中高生くらいまでには何度か経験してほしいだけ
 です。

 そうした経験の中から、子供たちが自分の趣味嗜好に向かって
 進んで行けばイイ。

 その中の1つに読書もあるよと。

 最初に機会を与えてやるところだけをちゃんとしてやる。

 「子供だけの世界」ではあまり広がりがありませんからね。

 ただストロングがそれをすれば、どうしてもストロングの趣味
 嗜好に偏るから、何人かの大人によってそれがなされればなお
 イイと思います。

 読めばね、いろいろと話したいこともでてきます。

 感激すれば、誰かに薦めたくもなる。ススメるためには、消化
 した自分の言葉で説明をしなくちゃならない。

 うまく伝えられなくて、そこでまたいろいろと話し合うことに
 もなる。

 未熟だけれど、そうやって大人になっていってほしい。

 今年のメルマガでは、意識してストロングが子供たちにススめ
 て食いつきのよかった本や映画を紹介してきました。

 なぜか?

 やっぱり高校生くらいまでに何に出会ったか?というのが人生
 ですごく大きな存在になると改めて感じているからです。

 本だけじゃないですよ。映画もそう。音楽もそう。

 忘れてほしくないのは、そうやってススメられるのは勉強や部
 活などの生活の基本をきちんとやっているからこそです。

 勉強や部活など目の前のやることをやらずに本や映画に走ると
 ちょっとずつ何かがずれていくような気がします。

 勉強や部活は大前提として既に存在していますのでそれは一生
 懸命やる。その上で、プラスなにか。

 この前も小中高生数人を引き連れて、ストロングなりにグルー
 プ分けして、2つの映画を見に行きました。

 映画『未来を生きる君たちへ』公式サイト
 http://www.mirai-ikiru.jp/
 ※音が出ます

 難しいかもしれないけれど、子供なりに考える。

 白とも黒ともいえないグレーな部分があるんだなあと子供も考
 えたりする。

 考えるばっかりじゃ、疲れるから、こんなのも見る。

 映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』
 http://otherguys.jp/
 ※音が出ます

 小学生が言っていました。「脇役でもいいねえ」と。

 「そうなんだよ。それぞれが自分の役をしっかりやったらいい
  んだよなあ」なんて。

 大人の理解力を期待しちゃいけない。

 子供自身が見たい、読みたい、聞きたいものはそのままでいい
 から、大人の方からちょっと背伸びできるものを提供してやる。

 そんな「特別な時間」を生活と感情を共有している親が与えてや
 ることが、子供の中になにかの種をまくことになるんじゃないか。

 この前は高校生がこれを聞いていました。

 GReeeeN 「Green boys」
 http://www.youtube.com/watch?v=wf0rR6xkozg
 ※音が出ます

 「いいんですよねえ、これ」と。

 「ふう?ん。お前なんかにはこれを聞いてほしいだよねえ。」

 「いいんすか?」

 「お前、知らないの? それまずいだろ!歌詞の意味をよーく
  考えるんだぞ」なんてね。

 RADWIMPS「me me she」
 http://www.youtube.com/watch?v=wvvItrHEfRA&ob=av3e
 ※音が出ます

 勉強して部活したら時間なんてあんまりない。

 確かにそうなんですが、それでも時間は見つけられる。

 そうまでしてなにかを与えたり、提供したりする必要があるの
 か?と言われれば、「・・・・」なんですがね。

 ただ、親の人に考えてほしいのは「今の自分」っていうのは、
 いつ頃までに形作られたのかってこと。

 年齢を重ねれば経験も増え、知恵もつく。

 でも、ストロング自身を考えてみると、経験も知恵も増えたか
 もしれないけれど、「原型」は20歳前後くらいのまんまのよ
 うな気がするんです。

 この前、昔のスクラップを整理していて見つけました。

 ストロング21歳の時にある新聞に投稿した内容の一部です。

 1988年(昭和63年)9月20日(火)
----------------------------------------------------------
 (省略)・・・私も高校時代、強いチームではなかったが野球
 をしていた経験がある。

 野球はいろんなことを教えてくれた。今では私にとって一つの
 経験という財産になっている。

 大会は毎年行われるが、県予選の一回戦で負けるチームもあれ
 ば、全国大会で優勝するチームもあり、高校生にとってはさま
 ざまな夏である。

 そんな表舞台の裏でメンバーに入れなかった選手もあれば、マ
 ネージャーとなってチームのために自らを犠牲にする人もある。
 みんな悔し涙を流していると思う。

 私も夏の大会には一度も出場できなかった。しかし、卒業後、
 その悔しい涙をバネにして、しっかり自分の人生を生きている
 人を私は多く知っている。

 三年生は野球生活を終えて今から進路を決める準備に入るだろ
 う。三年間スポットライトをあびなかった控えの選手は苦労す
 るに違いない。

 本人の努力の上に監督、部長の手助けを期待したい。それが監
 督、部長の仕事なのだから。
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 この20歳の頃にいろいろと思うことがあって、たぶん新聞に
 衝動的に読者投稿したと思うんですが、この時の感覚は今もそ
 のままです。

 組織を評価する時も、上司を見る時も、同僚と接するときも、
 部下を育成するときも、対組織、対人間を見る時のモノの見方
 のストロングの原型がまさにここにある。

 ある意味では、この21歳の頃から進歩していないと思うんです
 が、「あの頃」までに形作られたもので自分は生きていってい
 るんだなあと改めて感じました。

 あれから20数年経つのに、いろいろとあったはずなのに・・・

 ノートを見ても、20歳前後で書いたものを見ると、

 「今のまんま」です・・・

 恐ろしいくらいに変わっていない。

 まあ、それはストロングだけなのかもしれないけれど。

 だから、子供たちには高校生くらいまでに、20歳くらいまで
 に、あれこれと種だけは蒔いてやっておきたい。

 どういう芽が出るのか、芽が出ないのかは関係ない。

 子供たちのアンテナに引っかからないのは、子供のせいじゃない。

 「原型」が形作られるまでに見ておいてほしい、聞いておいて
 ほしい、読んでおいてほしいものがあるんだよ、そんな感じで
 子供たちにはなにがしかのボールを投げています。

 そう考えると、ホント忙しいねえ、親って仕事は!

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回の内容は、毎週2回配信しておりますメールマガジンの内容を掲載したものです。

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